noteを使った採用広報コンテンツ発信で大切なこと

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株式会社ファングリーのコンテンツディレクター・編集者 北桝です。

ファングリーでは通年採用を実施しており、その広報活動の一環としてnoteを使って、当社に興味を持ってくださった求職者に向けたコンテンツ発信を行っています。noteを本格的に運用を開始してから2年近くが経ちますが、最近では採用面接の場で「note見ました!」と言っていただける機会も増えてきました。

当社同様に、採用力強化や入社後のミスマッチ防止などを目的に採用ブランディング(マーケティング)に取り組む企業は少なくないと思いますが、どんなコンテンツをつくればいいのか悩んでいたり、更新の継続が難しくなってしまったりするケースもよく見られます。

このブログでは、コンテンツプロデュースカンパニーとして自社事例をもとに、noteにおける採用広報コンテンツ発信で大切なポイントについてお話しします。

ファングリーの採用noteは、こちらからぜひご覧ください。

従業員の「顔」が見えるコンテンツづくりを行う

大前提として、採用ブランディングのコンテンツは「そこで働く人のリアルな姿を垣間見ることができるかどうか」がすべてです。もちろん、さまざまな事情で顔出しをしたくない従業員の方もいるはずなので、必ずしも顔を見せなければならないわけではありませんが、できる限り従業員の方に協力していただくことをおすすめします。

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ファングリーのnoteでも、サムネイルに従業員の写真を採用することが多く、人や会社の雰囲気がわかるようなコンテンツづくりを行っています。

連載ものを軸にして企画ハードルを下げる

多くのケースで苦労するポイントは、やはりコンテンツの企画でしょう。企画ハードルを下げると言うと、最初から逃げの姿勢では!?と思われるかもしれませんが、コンテンツが飽和している時代にあってはどんなに素晴らしい情報発信であってもすぐに埋もれてしまうため、「継続的な発信こそ力なり」と考えてください。

もちろん一つひとつのコンテンツの質を落としてもいいということではなく、初めから持続可能性を確保するのが重要だということです。

そこで頼れる存在が「連載もの企画」です。ファングリーのnoteでは、以下のような連載もの企画があります。

  • 私ってこんな人!FG自己紹介リレー
  • 【共創、お見せします】パートナーインタビュー
  • すいません!ランチに相席させてください!
  • 事例紹介(スタッフが担当したクライアントワークの裏側を紹介)

ある程度決まったフォーマットの中で毎回異なる人に登場してもらうことで、企画コストを下げつつ、クオリティやオリジナリティを担保できるのが利点です。

このような連載もの企画を複数用意しつつ、単発のネタ出しをしていく形をとると、比較的スムーズに運用しやすくなります。

更新計画は公開日を決めてスケジュール管理をする

ファングリーのnoteでは、基本的に月5本の更新を行っています。更新計画にあたっては、スプレッドシートに公開日・企画名・制作担当者名・原稿アップ日などを記載する方法で管理しています。

原則は計画通りに進めますが、社内調整の都合などでどうしても間に合わないことがあるかもしれません。その場合は早めに進行している企画と公開順を入れ替えるなど、柔軟に対応できるようにバッファを持たせておくと更新を大幅に滞らせずに済みます。

採用広報コンテンツは社内報でもあることを意識する

採用広報コンテンツは第一に求職者に向けて発信するものですが、同時に社内報(インナーブランディング)としての役割も持ち合わせています。一緒に働いている同僚のことでも、具体的にどんな業務に取り組んでいるのか、どんなことに関心を持っているのかなどを知る機会は多くないかもしれません。

実際にファングリーでも、先ほど紹介した自己紹介リレーなどで同僚の意外な一面を知れることも多く、社内のコミュニケーション活性化に一役買っているなと感じる場面がよくあります。また、noteを通した発信は会社のカルチャー浸透を促進し、エンゲージメントや定着率の向上にもよい影響をもたらします。

そのため、noteを更新したら、必ず社内イントラやチャットなどで全社展開するようにしましょう。感想や要望などを募るアンケートフォームをあわせて共有するのもおすすめです。ファングリーでは更新と同時に、このような全社展開チャットを送信するのをセットにして運用しています。

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ただし、内輪ネタになりすぎないように要注意。あくまでも対外的な採用におけるブランディングやマーケティングの文脈を常に意識してコンテンツ化することが重要です。

おわりに

採用ブランディングでnoteを活用してみたいけれど、どのように進めるべきか悩んでいるといった企業のご担当者様はぜひ一度ご相談ください。コンテンツの制作代行や内製化のご支援など、それぞれの課題やリソースに応じたご提案をさせていただきます。

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