「オン・ボーディング・ツアー」体験記!中途入社1か月でわかったファングリーのこと

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こんにちは! そして、はじめまして。
先月(5月)にファングリーの一員になったばかりの津金です。
コンテンツディレクター・エディターとして入社し、現在コンテンツ編集部という部署に所属しています。
入社して1か月、まだまだ覚えることも多く、日々バタバタしつつも楽しく仕事をしています!

突然ですが、「オン・ボーディング」という取り組みをご存知でしょうか?
オン・ボーディングとは「on-board(飛行機や船に搭乗している)」から来ている人事用語で、ファングリーでは新しいメンバーがチームの一員として同じ方向を向いて仕事に取り組めるように「オン・ボーディング・ツアー」というプログラムを行っています。

今回は、そんなオン・ボーディング・ツアーの体験談と、そこでわかったファングリーという組織について、新参者による完全主観でご紹介します!

「オン・ボーディング・ツアー」って何だろう?

オン・ボーディングとは、「新メンバーと既存のメンバーを短期間で結び付けていくプログラム」で、「組織全体で新メンバーを受け入れていくためのアプローチ」です。
要するに、元々のメンバーと「一致団結してやっていきましょうね!」をいち早く実現するための取り組みのことですね。

ここで気になったのが、ファングリーではなぜオン・ボーディング・“ツアー”なのかということ。
一般的なオン・ボーディングの仕組みとは何が違うのか、まずは見ていきましょう!

ファングリーの「オン・ボーディング・ツアー」の特徴

ファングリーでも基本的なオン・ボーディングの考え方は変わりませんが、大きな特徴と言えるポイントがあります。以下、オン・ボーディング・ツアーの概要をまとめてみました。

【オン・ボーディング・ツアー概要】
・主にマネージャー層が講師となり、新メンバーに組織、部署、事業、社内ルールなどを紹介
・2週間から1か月をかけて全17コマを実施(1コマ30~60分)
・新メンバーが自ら講師にアポイントを取り、リソースを調整して話を聞く

オン・ボーディングというとオリエンテーションやOJT、ランチ会などを複合的に組み合わせて行うもの、というイメージでした。
さらにいえば、元々のメンバーが主体となって新メンバーを案内するスタイルが一般的だとも思っていました。

しかし、ファングリーの場合は新メンバーが自ら講師(元々のメンバー)にアポイントを取り、自分の都合と講師の空き時間を調整して話を聞く仕組みになっています。
しかもオン・ボーディングのテーマは、全部で17コマ!(※2021年6月現在)
“ツアー”と呼ばれる所以はここにあるのでしょう。
今振り返るとあっという間でしたが、やはり濃密な1か月だったなと感じます。

自ら時間調整し、講師の方にアポイントを取る

オン・ボーディング・ツアーの大きな特徴である、「自ら講師の方にアポイントを取る」というスタイル。
入社初日にそれを聞いたとき、実は緊張していました。
まだメンバーの顔と名前がほとんど一致していない状況で、しかも講師を担当してくれるのは社内の重要なポジションについている方々ばかり……。
忙しいのにお願いしてもよいものか……、いつ声を掛けようか……、お願いしたい日がテレワークの予定だったら迷惑がかかるよな……など、元来の臆病さも手伝ってタイミングを見計らい続ける自分。

しかし、いざ実際に声を掛けてみると、みなさん同じような反応でした。
「オン・ボーディングですね!いつやります?今週でも来週でも大丈夫ですよ!」

ヌメッとした自分の声掛けに対し、緊張しているのを察してくださったのか、みなさん笑顔で応えてくださいました。
予定もすぐ空けていただき、変に構えてしまっていた自分を少し恥ずかしくも感じます。

最初のハードルは、人によっては高いかもしれません。
しかし、それを越えてしまえば「組織全体で新メンバーを受け入れていく」という姿勢の片鱗が垣間見え、ファングリーという組織をぐっと近くに感じられるようになります。
もしかすると、“ツアー”にはそんな意図もあるのかもしれませんね。

オン・ボーディング・ツアー体験記

全17コマあるオン・ボーディング・ツアー。
すべてをご紹介するのは難しいので、今回はメディア運営やサービスに関わる回をピックアップして掘り下げます。

その1:縁をつなぐ「enpreth」とメディア事業部の回

資料ダウンロードプラットフォームを軸として、優れた製品・サービスを保有する企業と、それを利用したい企業をつなぐことを目的としてスタートした「enpreth(エンプレス)」。
ファングリーが運営するこのサイトのメイン運営者が杉山さんです。
そしてその杉山さんが講師を務めるツアーの1コマが、「enprethとメディア事業部について」でした。

こちらが講師の杉山さん
こちらが講師の杉山さん

まずはお互いの簡単な自己紹介からスタート。 その後はメディア事業部とenprethの概要を説明していただき、enprethのコンテンツ制作裏話も聞かせていただきました。

その1:縁をつなぐ「enpreth」とメディア事業部の回

杉山さんと一緒に運営やコンテンツ制作などに携わっているのが、同じくメディア事業部の福山さん。
この日は福山さんも同席し、家で作ったというチョコまでいただきました。
その写真も撮っておけばよかったと、今ものすごい後悔をしています。

enprethを運用する一方で、サイト内に掲載するコンテンツも同時に制作されているお二人。
普段リモートメインでお仕事をされていることもあって、直接お会いしたのはこの日が初めてでした。全く「壁」というものを感じさせない自然体で、笑いながら苦労話も色々としてくださいました。

この日は、同じく最近入社した新メンバーの三村さんともタイミングが重なり、計4名でのオン・ボーディング・ツアーに。
ほかの回もそうですが、終始和やかな雰囲気の中でツアーは進みました。

その2:ファングリーのマーケティング戦略の回

コンテンツマーケティング部という隣の部署の部長である河島さんからは、「ファングリーのマーケティング戦略」についてお話しいただきました。

その2:ファングリーのマーケティング戦略の回

河島さんは、ブランディングテクノロジー(ファングリーのグループ会社)に在籍する前はもともとカメラマンだった方。
Webディレクターとしてフリーセルに入社するものの、そこで出会った「インバウンド・マーケティング」の面白さにのめり込み、マーケティングに傾倒していったという経歴をお持ちの方です。

さらにデザインやコーディングまでできてしまうという多才さで、ついにはコンテンツマーケティングのソリューションメディア「C-NAPS」まで立ち上げてしまいました。

C-NAPS

河島さんのお話を聞く中であらためて感じたのは、ファングリーには自分の守備範囲、または業務的な枠組みを超えたことに取り組む人が多いということ。

話は少し逸れますが、僕が所属するコンテンツ編集部でもただ自分の仕事をこなすだけでなく、各々が「部会進行大臣」「SNS推進大臣」「粗利改善大臣」などと称して結構重要な取り組みを主体的に行っています。
ファングリーとは、そういう風土がある組織なのかもしれません。

多才で行動力のある河島さんですが、マーケティングについて“熱く”語った後には「最初はわからないことだらけだと思うから、気軽に何でも聞いてくださいね」という優しい言葉も掛けてくださいました。
「心までゼネラリストなのか!」と思わずにはいられませんでしたね。

オン・ボーディング・ツアーは、実習形式のケースも

オン・ボーディング・ツアーは、実習形式のケースも

基本的には講義・質疑応答形式がメインのオン・ボーディング・ツアーですが、なかには参加型のプログラムもあります。

ファングリーには「インスタ部」という、ファングリーの公式Instagramアカウントを運営しているチームがあります。
今回は、ツアーの一環として月1~2回行われるミーティングに参加。
みなさんは時に真剣に、時に雑談を交えながら、白熱(?)した議論を繰り広げていました。

まずは「インスタ部」のご紹介!

インスタ部の大きな目的として、「採用活動にあたって、応募者の入社前後のイメージ差をなくす」というものがあります。
そのため、投稿される写真も等身大の日常的な一コマを切り抜いたものばかり。

まずは「インスタ部」のご紹介!

インスタ部

女性部員3名と顧問1名(代表の松岡さん)から構成されるインスタ部は、月に1~2回集まり、日常のなかの「何を、いつ、どのように」投稿するのか意見を出し合います。
時には部員以外のメンバーにも声を掛けて新しい企画を練っていくなど、アクティブに活動されているのが印象的でした。

映像チームとの動画企画も……!?

ちょうどツアーで参加した時のインスタ部のミーティングでは、「気になる話題は?」「(オフィスがある)渋谷の情報をいろいろ伝えていくのはどうだろう?」「○○写真の投稿が一番評価高かったね」など、開始早々から活発な意見交換が行われていました。

途中、ある動画企画の話が出ます。
公開前なので詳しくは控えますが、映像チームのみなさんも巻き込んで面白いことをしよう、という試みのようです。

インスタ部内で「映像チームに●●の件確認したいね」という話が出ると、善は急げといわんばかりにオフィスにいた映像チームの遠藤さんを急きょ招集。
遠藤さんもさすがで、準備なしの状態ながら、軽妙なトークとアクションを交えつつスムーズに場に溶け込み、議論をさらに盛り上げていました。

映像チームとの動画対決!?

普段何気なく見ているSNSですが、その裏には運営する方たちの熱い気持ちや地道な調査、活発な意見の応酬があるのだなと感じた瞬間でした。
自分がインスタのアカウント運営をもし担当するなら、インスタ部の議論の様子を投稿して「等身大のファングリー」を感じてもらいたいと思った次第です。

講師、そして他の新メンバーはどんな気持ちだったのだろう?

ここまでオン・ボーディング・ツアー体験を紹介してきましたが、今回のブログを書くにあたって気になっていたのが、講師やほかの新メンバーがどう感じていたのか、というところ。
今年の春から始まった新しい取り組みらしく、僕もこれまでの職場でこういったプログラムに出会ったことはありませんでした。

きっと講師の方も、他の受講者の方も、こういったプログラムはほぼ初めてに近い経験なのかなと思います。
だからこそ、みなさんがどう感じていたかを知りたい!ということで、何人かの講師・新メンバーに感想を聞いてみました。

講師側の気持ちを聞いてみた

講師の方々に今回のオン・ボーディング・ツアーについての正直な感想を聞いてみたところ、次のような感想をいただきました。

オン・ボーディング・ツアーでは、ものづくりの楽しさを伝えたかったですね。それに、普段いろんな人と関わり合いながら仕事をしていても、誰がどんな仕事をしているか、意外と知らなかった……ということがよくあります。入ったばかりの人ならなおさらだと思うので、オン・ボーディング・ツアーで少しずつ知ってもらって、距離が縮まるといいなと思います。

リモートワークもあるので、会社にいる時間も以前と比べて短くなっています。直接会って話す機会も少ないから、お互いの人となりを知るのにもよい時間でした。

自社のマーケティングについてしっかり説明する時間があって、さらに言えば今は気軽に歓迎会や飲み会ができないような状況なので、こういった機会があって本当によかったです。オン・ボーディング・ツアーに参加したほかのメンバーも、会社のことはもちろん、どんなメンバーがいるのかを知れた点にも魅力を感じていたようですね。

みなさんの意見で共通していたのは、「お互いを知るいい機会になった」という点。
ツアーの各コマは固い説明会のようなものではなく、雑談や質疑応答なども交えながら和やかに進んでいきます。
オン・ボーディング・ツアーはオリエンテーションの場ではなく、あくまでコミュニケーションの場なのだとあらためて気付かされたのでした。

対して、新メンバーの感想は?

今年度に入ってからファングリーに入社したのは、自分を含め3名。
僕よりも先にオン・ボーディング・ツアーを体験した2人にも感想を聞いてみました。

三村さん(Webディレクター/女性)

Q.オン・ボーディング・ツアーの感想を教えてください。
「講師の方によって進め方は違いましたが、かしこまった雰囲気の回は一つもありませんでしたね。自己紹介でアイスブレイクをしてくださったり、適宜質疑応答の時間をくださったりと、受講者への配慮が伝わりました。会社のことはもちろん、どんな人が働いているのかをよく知ることができた時間でした」

Q.入社前と今で、ファングリーの印象は変わりましたか?
「そのへんは特に意識していませんでした(笑)。オン・ボーディング・ツアーを通じてたくさんの方とお話しして、みなさん和やかに接してくださったことが印象に残っています!」

西海さん(Webディレクター/男性)

Q.前職でも同じようなプログラムがありましたか?
「特にありませんでした。会社や部署について理解を深める機会もなかったので、その点はとても親切だなと感じました。ただ、直接お話ししたことのない方にアポイントのメッセージを送るのは正直緊張します(笑)。講師の方々がみなさん気さくに返答をくださったので、すぐに安心できたのですが」

Q.入社前と今で、ファングリーの印象は変わりましたか?
「特には変わっていないですね。ファングリーに対する印象の変化というよりは、“あらためて気が引き締まった”という心境の変化のほうが大きかったです。コミュニケーションできたことはもちろん、実務にも関わる貴重なお話をたくさんしてくださったので、こういった機会をいただいたことに本当に感謝しています」

1か月のオン・ボーディング・ツアーを振り返ってみて

ここまでファングリーのオン・ボーディング・ツアーについてご紹介しました。

ファングリーはデザイナー、映像ディレクター、Webディレクター、コンテンツディレクター、プランナー、コーダー、エンジニア、ライターなど、さまざまなメンバーで構成されています。
それぞれに専門性や役割、強みを持った人たちが、関わり合いながら仕事をしているということ。
オン・ボーディング・ツアーは、まさにそれを感じられる場でもありました。

自分でアポイントを取って、自分で時間を調整して、一緒にツアーを楽しむ。
そのようにして、既存のメンバーとオン・ボーディング・ツアーの体験を「共創」していく。
ファングリーでは、それが新メンバーに求められる最初の仕事なのかもしれませんね!