株式会社アズアリンク
京都市に本社を構える、1996年3月設立の広告制作会社。株式会社セブン&アイ・ホールディングスをはじめとする大手企業を主要クライアントとし、主に大型商業施設におけるイベントや展示会の企画・運営、ブースやノベルティのデザイン制作、CM制作や企業PR映像制作などを行っています。タレントや俳優が所属するグループ会社の株式会社Dプロモーションとの連携により、キャスティングまでトータルに支援しています。
株式会社アズアリンク様は、ルート営業を主体とした受注体制に課題感を持っていました。新たにアウトバウンドのチャネルとしてメルマガを運用するべく、パートナー企業を検討されていた中で、ファングリーにご相談をいただき、2025年2月より包括的なマーケティング施策を支援することになりました。
今回、同社でマーケティング施策を主導する尹様、宮下様に、ファングリーのディレクター・須原とセールスプランナー・辻が当プロジェクトについてお話を伺いました。
株式会社アズアリンク 尹様
須原:ファングリーではコンテンツの制作を通じて、アズアリンク様のメルマガ運用を支援しています。メルマガ運用を検討することになったきっかけについて、お教えいただけますか?
尹様:アズアリンクでは、これまでに培ってきたスキルやサービスを最大限に活かし、より多くの企業様の課題解決に貢献したいと考えております。その強い想いから、新規顧客の獲得を新たな目標として掲げました。
この目標を達成するための手段を検討する中で社内でも議論を重ね、まずはメルマガによる社外への情報発信に取り組むことにしました。
須原:メルマガ運用に際して、自社で行わず、パートナー企業を検討されたのはなぜでしょうか?
尹様:自社での運用も検討しましたが、社内からは「外部のクリエイティブパートナーと連携することで、新たな視点や発見が得られるのではないか」という意見が出ました。協業による相乗効果にも期待し、外部パートナーとの取り組みを進めることにしたんです。
いくつかの候補があった中で、ファングリーさんはメルマガ運用だけでなく、あらゆるマーケティング施策について相談できる体制が整っている。そう感じたことが、お問い合わせの決め手でした。
最初の打ち合わせで、辻さんの誠実な対応も印象的でした。当社の代表を含め複数名の社員が参加する中、その一人ひとりの質問に対して丁寧に回答されていたのです。
辻:ありがとうございます。その打ち合わせでは、皆さまからたくさんのご質問をいただいたことから、アズアリンク様の当プロジェクトに対する熱意を強く感じました。私自身も「成果につながる取り組みにしたい」と、気が引き締まったものです。
一般的にメルマガで発信する内容は、事例記事やホワイトペーパーなどが有効と考えられますが、ヒアリングを通じてアズアリンク様にはそれらのコンテンツが揃っていないことを知ります。そこで、メルマガ運用の効果を最大化するために事例記事やホワイトペーパーの制作からご提案しました。
さらに、当プロジェクトで制作したコンテンツを有効活用するべく、『エンプレス』への掲載もご案内しました。エンプレスとは、年間330万PV、登録企業数約2,000社を誇る資料ダウンロードプラットフォームのことで、ファングリーが運営しています。ここに掲載すれば、リードや商談の獲得を期待できるうえ、新規のお客様とのお取引にもつながる。そう思ったからこそ、ご提案しました。
宮下様:2025年3月末に1本目のホワイトペーパーが完成し、4月からエンプレスに掲載を開始しました。掲載初月から数件のお問い合わせがあったうえ、その中にはパートナーになり得る企業もあり、確かな手応えを感じています。
株式会社アズアリンク 宮下様
須原:今回は、複数のコンテンツを同時に進める必要があったため、ファングリー側で進行フローや全体スケジュールの策定から始めました。進行フローとしては、①プランニング ②プロジェクト推進 ③コンテンツ制作 ④メルマガ運用支援という順序です。
事例記事の作成とメルマガの配信は1ヶ月に1本、ホワイトペーパーの制作を2ヶ月に1本のペースで行っていますが、ここまでの進行について、どのように感じていますか?
尹様:これまでの進行には非常に満足しています。当社が手がけてきたイベントや映像制作の実績を、メルマガの題材として丁寧に拾い上げてくださり、私たち自身では気づいていなかった魅力を客観的に見つけ、強みとして打ち出していただけるディレクションが非常に参考になっています。
また、「あの案件を今度紹介したいね」といった会話が自然と社内でも交わされるようになり、社内のコミュニケーションも一層盛り上がってきています。
宮下様:事例記事やホワイトペーパーといったコンテンツ制作を通じて、当社の実績や強みを改めて整理・再認識することができました。全社的に取り組んだことで、社員全体の共通認識が深まった点も大きな成果だと感じています。その結果として、お客様への説明もスムーズになり、営業活動においても活用できる場面が増えています。
オンラインでの打ち合わせの様子
辻:アズアリンク様とはメールや電話を中心にやりとりをしつつ、毎月1回オンラインで定例会も開催しています。そこでは制作の振り返り、進捗の確認、エンプレスの成果報告などを行っています。こうした面での当社のコミュニケーションについてはいかがでしょうか?
尹様:当社のオリジナリティやコンテンツの特性を理解し、魅力を引き立てるご提案をいただいていると感じています。私たちの意図や要望も丁寧に汲み取ってくださるので、信頼できるパートナーとして非常に心強く感じています。
宮下様:お互いにスピード感を持ってプロジェクトに取り組めていて、進行も非常にスムーズです。オンラインでの定例会や日々のやりとりも円滑に進み、安定した体制で継続的に取り組めていることで、社内全体での共通認識や連携体制もより強化されています。
須原:最後に、今後の展望についてお伺いできますか?
宮下様:今、メルマガで徐々に制作した事例記事やホワイトペーパーを配信しているところで、エンプレスからもお問い合わせをいただいております。今後は、反応を見ながらメルマガの構成やタイトルの付け方などを試行錯誤することで、さらなる成果をあげられるようにしたいですね。
尹様:当社は1996年の設立以来、大手企業がイベントを開催する際のサポートを手掛けてきました。グループ会社と連携することで、企画・運営からブース・ノベルティのデザイン制作、CM・企業PR映像の作成、キャスティングまでをトータルに支援できるのも特徴です。
当プロジェクトを通じて、こうした実績や強みを再認識できただけでなく、外部に発信していく重要性を感じるようになりました。今後もメルマガの配信やエンプレスへの掲載を続けることで、新たなお客様からのご相談を増やしていきたいと考えています。
辻:エンプレスの活用を開始してすぐに、リードの獲得に結びついているのは嬉しい限りです。マーケティング施策は継続することが大切ですので、そのためにも引き続き、適切かつ効果的なコンテンツ制作をご提案していきます。
須原:アズアリンク様の強みや実績は、非常に魅力的だと感じます。だからこそ、今後は情報を整理しながらコンテンツを制作し、それを発信することで、新たなリードの獲得につなげられればと思います。本日は、お忙しいところ、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。