事業紹介
会社情報
株式会社AXES
海外のラグジュアリーブランドを取り扱うオンラインストアを運営。2004年に楽天市場にEC店舗を開設、2007年にはYahoo!ショッピングにも販路を拡大し、2012年にオフィシャル店AXES(アクセス)をオープンしました。現在は14のEC店舗を運営しながら、InstagramやYouTubeでの情報発信や、オウンドメディア「abox(エーボックス)」の記事更新を行い、顧客との継続的なコミュニケーションを図っています。
https://www.axes-net.com/abox/
AXES様のオウンドメディアであるabox(エーボックス)は、通販サイト「AXES」の認知拡大と、オーガニック検索による集客を目的に『ライフスタイルにプラスになる、ファッショナブルな情報を発信』をコンセプトとして2015年に開設されました。
独自ドメインでのローンチであったことから、新規ユーザーの獲得に課題を感じられていたAXES様。広告以外で質の良いユーザーを獲得できる手段として、取扱商材に関連する記事の拡充を計画され、ファングリーにお問い合わせをいただきました。
弊社からの提案とお打ち合わせを経て、月10本の新規記事制作をスタート。対策キーワード選定、企画案作成、紹介する商品の選定、ライティング、画像選定、完成した記事のCMS入稿と、新規記事作成の一連の作業をお任せいただきました。
約3年の取り組みでPV数が安定すると、ユーザーの囲い込みを意識した記事テーマにシフト。「高価格帯の欧州ブランドアイテムを売りたい」という課題を解決するために、在庫数や入荷予定と連動した新規記事制作を行い、タイムリーな情報発信に注力しました。
それと並行して、既存記事をブラッシュアップする「過去記事改善」、AXES様が手配した原稿の投稿作業だけを巻き取った「投稿代行」を新たにスタート。必要に応じて、メディアのアクセス解析レポートの提供やサムネイルの画像作成をお任せいただくなど、ファングリーの強みである「各分野のプロによる連携」を活かした、多様なソリューションをご活用いただきました。
6年半にわたるお取り組みの中で、ファングリーが制作した新規記事は合計780本。どの記事も、トレンド解説、メンテナンス術などの話題をフックに、自然な文脈で商品紹介へつなげられるよう構成を検討しています。
初年度からの3年間は知名度の高いブランドの定番シリーズを紹介することに注力。2020年以降は紹介ブランドを高価格帯のヨーロッパブランドに絞り、一定以上の検索数が見込めるテーマと掛け合わせることでセッション獲得に取り組みました。
記事の最下部には本体サイトの該当カテゴリページへの誘導ボタンを設置。「パーソナルカラー別」や「年齢別」という個々の属性ごとにコーデのポイントを解説する記事がヒットし、安定的にセッションを伸ばしました。
コンテンツでは、在庫数の変動やページ削除によってデッドリンクが生まれてしまうことも少なくありません。メンテナンスには労力が必要ですが、AXES様内に対応リソースが不足していたため、ファングリーの毎月の作業として、既存記事の更新作業を追加するご提案をしました。
実際の作業では、リンク切れURLの差し替えだけでなく、記事内に人気ブランドのデザイナーの去就や新シリーズ発表などタイムリーな情報の追記も対応。情報の鮮度や正確性をキープすることで検索順位上位をキープし、ECサイトへの送客にも良い成果を得ることができました。
aboxでは、ファングリー制作のファッション記事とは別に、海外在住の個人クリエイターが執筆した旅行記事も公開しています。もともとはAXES様が社内リソースを使ってそれらの原稿をCMSに入稿していましたが、2020年2月以降はファングリーが入稿作業を代行しました。
ファングリーがメディア構築や管理のノウハウを活かして作業を巻き取ることで、社内リソースの最適化に貢献できたのではないかと考えています。
紹介ブランドやメディア全体の世界観を守るため、記事上部に掲載するサムネイルのクリエイティブにもこだわりました。ファングリーのデザイナーや外部のパートナーと協力し、サムネイル画像の制作やディレクションを行いました。
ファングリーの対応範囲が新規記事の制作から、既存コンテンツのメンテナンスにまで広がる時期と前後して、Google アナリティクスでのアクセス解析をもとにしたメディアの改善提案も行いました。
記事を閲覧している人の年齢層や検索意図を分析し、より確実にターゲットにリーチするためのコンテンツのテーマを検討。オーガニック検索による集客をコンバージョンにつなげるため、記事内のボタンの位置やカラムの構成など、スマートフォンでの閲覧を重視した見た目の改善案も提案しました。
ブランド紹介は、通年でのセッションを獲得しやすいテーマです。ブランドの歴史とファン層を紹介し、人気シリーズを複数紹介することで通販サイトへの送客を促しました。
2023年8月末のアクセス数トップ10にファングリー制作の記事は7本ランクイン。通年で検索ボリュームが大きいテーマが堅調を維持していますが、雨が多い季節や、夏休みの旅行ニーズに着目した記事もよく読まれているようです。
――6年半に及ぶ当社との取り組みについて率直にどう評価されていますか。
AXES(アクセス)様: 長きにわたる取り組みの中で、弊社のビジネスモデルを理解し記事提案をいただき感謝しております。
――当社のコンテンツ品質や対応面をどのように評価されていますか。
AXES(アクセス)様: トレンドに合わせた企画は安定的なアクセスにつながり、柔軟に記事のご提案内容の変更や業務の組み換えをいただけた安心感がございます。
――サイト公開後の評判など、実感されている効果はありますか。
AXES(アクセス)様: 新鮮な記事、まだ他社でも掲載事例のない記事などは、ユーザー様の評価も高いと感じております。
――今後、解決したいメディアの課題はありますか。
AXES(アクセス)様: Googleのコアアップデートに対応できるようなSEOの構築と、E-E-A-Tを意識した記事の拡充が今後の課題となります。
6年半にわたる長期のお取り組みの中で、aboxのコンテンツに関する大小のタスクを幅広くお任せいただけたのは大変光栄なことです。これまで作成した約800本の記事がユーザーとの接点となり、AXES様のコンテンツマーケティングに貢献し続けることを心より祈っております。
継続的な記事更新はひと区切りとなりましたが、ファングリーにはアンケート調査や取材をもとにした、独自性の高いコンテンツの制作ノウハウがあります。今後も強みを活かした集客コンテンツで、都度お役に立てれば幸いです。