就職活動の情報収集におけるYouTubeの活用実態調査レポートを公開 ~動画視聴後に企業の志望度が上がった就活生は8割以上~

コンテンツプロデュースカンパニーとして企業のマーケティング活動を支援する株式会社ファングリー(東京都渋谷区、代表取締役:松岡 雄司、以下当社)は、2019年度卒~2021年度卒見込みの方を対象にアンケート調査を行い、就職活動の情報収集におけるYouTubeの活用実態を調査しました。その結果をレポートします。

調査の概要

近年、若年層を中心にYouTubeの視聴頻度は急速に高まり、一娯楽としてはもちろん、情報収集のチャネルとしても積極的に活用されています。このような行動変容を背景に、企業の採用においても、就活生とのタッチポイントとしてYouTubeを効果的に活用することが重要になっています。

このたびは、実際の就職活動において就活生がYouTubeをどのように活用し、企業の発信するYouTubeに対してどのような印象を持ったかを調査しました。

  • 調査概要:就職活動(新卒採用)におけるYouTube利用実態調査
  • 調査対象:全国の2019年度卒・2020年度卒・2021年度卒見込みの男女
  • 調査期間:2022年2月下旬
  • 調査手法:インターネットリサーチ
  • 回答数:781名

※本アンケート調査のデータを引用する場合は、出典元として「株式会社ファングリー・アンケトス調べ」と明記のうえ、下記のURLの記載またはリンクをお願いいたします。
https://fungry.co.jp/news/recruit-youtube-report/

調査結果サマリー

  • 対象者のおよそ半数が、YouTubeで就活に役立つ動画を検索し、視聴したことがある
  • 全体の約4割が志望企業の公式YouTube動画を視聴したことがあり、きっかけは就活サイトや会社説明会だけでなく、自ら検索して視聴した人も42.6%いる
  • 動画視聴後、企業の志望度が「とても上がった」「上がった」と回答した方は81%
  • 「企業の公式YouTube動画を通して知りたいこと」として多く上がったのは、「社員の働き方」や「会社の社風」
  • 「YouTube動画が職場訪問やOB訪問の役割を果たしているか」に対して「とてもそう思う」「そう思う」が66%

調査結果の詳細

就職活動の情報収集でYouTubeを活用している人は約半数

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対象者のおよそ半数が、「YouTubeで就活に役立つ動画を検索し、視聴したことがある」と回答しています。

「情報戦」とも言われる就職活動。登録者数10万人を超える就活情報に特化したYouTubeチャンネルも存在することから、YouTubeが就活における情報収集のチャネルとしても一般化していることがわかります。

 

企業の公式YouTube動画を視聴したことがある人は4割、視聴後は志望度アップの傾向に

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「志望企業の公式YouTube動画を視聴したことがある」と答えた人も、全体の約4割にのぼりました。このことから、いわゆるYouTuberなどが発信する中立的な非公式情報だけでなく、公式の情報もチェックされていることがわかります。

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また、企業のYouTube動画を視聴したきっかけについては、「企業の新卒採用サイト」「就活サイト」「会社説明会」と並んで、「YouTubeで検索」と回答した方が全体の4割に。選考の過程で受動的に動画を視聴しただけでなく、YouTubeのプラットフォーム上で自ら検索して探すという能動的アクションもとられているようです。

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また、動画視聴後、企業の志望度が「とても上がった」「上がった」と回答した方は全体の8割にのぼっています。YouTube動画の視聴は、就活生の志望度向上にも影響していることがわかります。

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一方で、「企業の採用サイトや就活サイトに比べて、YouTube動画の方が企業のことをよく理解できると思うか」という質問については、回答が分かれる結果に。企業選びの判断材料としてはYouTube単独で十分というわけではなく、従来的な採用サイトなどでは得られない情報の補助媒体という位置づけと認識すべきと言えるでしょう。

YouTubeの採用動画で知りたいのは「社員の働き方」「会社の社風」

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前述の結果を踏まえたうえで注視したいのが、上のアンケート結果です。「企業の公式YouTube動画を通して知りたいことは何か」という質問に対して、もっとも多かった回答は「社員の働き方」、次いで「会社の社風」が挙がりました。この結果から、実際に働く環境といった企業のソフト面を知りたいという就活生のニーズにYouTube動画がマッチしていると考えられます。

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また、「YouTube動画が職場訪問やOB訪問の役割を果たしていると思うか」という質問に対して、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した方は7割近くにのぼり、特にコロナ禍で企業とのタッチポイントが限られている昨今は、YouTube動画の視聴が企業をよりリアルに知れる機会としても機能しているようです。

動画の場合、音や映像を通してテキストベースの情報では伝わりきらない会社のカルチャーや雰囲気を理解しやすいため、このような動画の特性を活かしたコンテンツを企画・発信することが効果的と言えます。

YouTube動画の出演者の印象は企業イメージに直結する可能性が高い

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昨今、採用領域に限らず、社員が出演するYouTube動画の発信も増えつつありますが、「出演している社員の印象がよい場合、その企業にも好感を持つか」という質問に対しては6割強の方が「好感を持つ」と回答しました。この結果から、キャスティングは企業イメージに直結する可能性が高いため、慎重に行うべきであることがわかります。

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一方で、タレントやインフルエンサーの起用については意見が分かれる結果となりました。話題性を出すためにタレントやインフルエンサーを起用する場合は、社員と同様に、企業イメージとうまくマッチするかを慎重に検討することが重要と言えるでしょう。

採用YouTubeチャンネルの運用を一気通貫にご支援します

本調査の結果でも明らかなように、企業の新卒採用において就活生へのタッチポイントを増やすにあたってはYouTubeの活用が有効です。株式会社ファングリーは、採用母集団の形成や内定承諾率の向上に貢献するYouTubeチャンネルの運用を、SNSアカウントの開設から初期設計、企画制作、運用に至るまでワンストップでご支援します。

サービスの詳細は以下の資料をご参照ください。

▼サービス資料(PDF形式・全49ページ)のダウンロードはこちらから
https://fungry.co.jp/dl/recruit_youtube_service/


<株式会社ファングリーについて>
ブランディングテクノロジー株式会社(証券コード:7067)のグループ会社として、2020年10月に新設分割したコンテンツプロデュースカンパニー。「コンテンツの力で共創の機会を増やす」をミッションに掲げ、コンテンツマーケティング領域、企業ブランディングに関わるクリエイティブ領域、自社プラットフォームの運営を軸に事業を展開。クライアントビジネスの課題や目的、予算にあったプロジェクトチームと実効性の高いソリューションを提供しています。

所在地:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
設立:2020年10月
代表者:代表取締役 松岡 雄司
資本金:25百万円(資本準備金を含む)
URL:https://fungry.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/fungry.co.jp
Twitter:https://twitter.com/FungryOfficial
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note:https://note.com/fungry


本件に関するお問い合わせ先

株式会社ファングリー
担当:北桝(きたます)
Tel:03-5457-3938
E-mail:contact@fungry.co.jp