読み手に合わせた解像度で情報を整理
1本の記事制作をきっかけに長期のプロジェクトに

三菱総研DCS株式会社

1970年設立。金融関連業務で豊富な実績を有し、三菱総研(MRI)グループの中核企業として、コンサルティングからシステム構築・運用まで、幅広いソリューション・サービスを提供している企業です。

https://www.dcs.co.jp/

問い合わせの経緯・ご相談内容

三菱総研DCS様では、クライアントの課題に合わせて複数のサービス・ソリューションを包括的に提供されています。そのうちの一つである人事給与システム・アウトソーシングサービス「PROSRV」(プロサーブ)において、「キラーコンテンツの強化を図りたい」という目的から導入事例記事の制作をご相談いただいたのがお取引のきっかけです。

その記事にご満足いただけたことで、サービスパンフレットの制作やWebページのライティングの追加ご発注もいただきました。

ご提案の流れ

当社との取引以前から、三菱総研DCS様ではコンテンツマーケティングの一環として導入事例記事の制作を行っていました。しかしコスト面および品質面から既存の制作会社に対して課題感をお持ちだったこと、また「再委託をしない制作体制」を希望されていたことから、当社完結で制作品質を担保できる体制および制作フローをご提案しました。

プロジェクト体制図

Case:事例記事制作

Case:事例記事制作

 

Case:パンフレット制作

Case:パンフレット制作

プロジェクトの時系列

2022年1月 導入事例取材記事制作(初回)
2022年5月~ サービスパンフレットの制作2点
2022年6~9月 導入事例取材記事制作3本(2回目)
2023年5~6月 既存サービスページのリライト・校正作業
2023年8~11月 リーフレット制作2本(同社別部署)
2023年12月 導入事例取材記事制作1本(3回目)
2024年6月~ 既存資料のブラッシュアップ、導入事例取材記事制作(4回目)など

ソリューション

豊富な取材経験を生かしたインタビューと原稿ライティング

事例記事の制作は、実際にシステムを導入されたクライアントの実例を通して読者に解像度の高い情報を提供し、検討度合いを高めてもらうことを目的としています。そのため、取材前には三菱総研DCS様にもご協力いただき、サービス内容のインプット、導入企業様に関する情報整理、そしてそれを踏まえた質問項目の作成を入念に行いました。

リサーチや情報整理などの事前準備を徹底することで、当日は想定していた内容に沿って円滑に取材を進めることが可能になります。そのうえで回答いただいた内容に対して「一歩掘り下げた質問」を行い、より具体的でよりイメージの喚起につながる情報を引き出すよう心掛けました。

ライティングに関してもお客様の声をできるだけ生かし、制作の目的に立ち返りながら情報を整理してまとめています。

目的・用途を踏まえたサービスパンフレットの作成

追加でご依頼をいただいたサービスパンフレットについては、用途別に2種類を制作しました。

1点は、同社の他サービスをご利用中のクライアントに対して、「PROSRV」の存在を認知してもらうために配布するA4両面印刷のチラシ。そしてもう1点は、「PROSRV」の見込み顧客や展示会に来場された方に配布する、ある程度解像度の高い情報をまとめたA4・4ページ構成のリーフレットです。

それぞれ読み手側の検討度合いが異なるため、提供する情報の量や粒度をユーザーインサイトに合わせて調整。構成案に落とし込んだのち、見栄えを良くするだけでなく、際立たせるポイントと文言の調整、ネクストアクションを促す仕掛けなども考慮しながらデザインしました。

成果物

導入事例取材記事

「PROSRV」の導入事例取材記事の一覧ページはこちら

サービスページのリライト・校正

サービスページのリライト・校正

A4両面チラシ

A4両面チラシ

A4 4Pリーフレット

A4 4Pリーフレット画像1
A4 4Pリーフレット画像2

三菱総研DCS様からのコメント

――これまでのプロジェクトについて、当社の品質や対応の面をどのように評価されていますか。
これまで多くのIT関連企業様に発注をしてきましたが、品質面に問題を抱えていました。具体的には「納期を守ってもらえない」「何度も修正が発生する」などですね。業務負荷を軽減するためにお任せしたつもりでしたが、かえってこちらの対応が増えてしまうケースも多く、安心してお付き合いできる企業様を探していたときに出会ったのがファングリーさんでした。

第一印象は「レスポンスが速い」でした。正直なところ「契約後に急に対応が悪くなる企業」も見てきたので、担当者様によって変わるのではないかと少し警戒していましたが、良い意味で裏切られました。複数の方とやり取りをさせていただきましたが皆様レスポンスが早く、スムーズに仕事が進むのでとても助かっています。

また、給与計算というビジネスの特性上専門性も高く、ご不便をおかけした部分もあるかと思いますが、しっかりと内容を理解してアウトプットをお出しいただけました。現在では双方、効率的な進め方ができるようになっており、求めている以上の成果物を作成いただいていると感じています。

――記事制作、パンフレット制作後の評判など、実感されている効果はありますか。
「PROSRV」は複雑な給与計算を得意としており、業種や業界を問わずさまざまな企業様にご利用いただいております。業界のいわばリーディングカンパニーである企業様にも取材のご協力をいただいており、サービスの事例を拡充してきました。

企業によっては複雑な給与計算が必要で、特に複雑とされるような企業様からの引き合いが徐々に増えてきました。制作に関わっていただいた前後で、お問い合わせの質が変わってきた印象です。

また、成果物は社内広報としても活用できており、個別事業の取り組みを社内に周知できた点でも非常に大きいです。

プロジェクトマネージャーの総括

三菱総研DCS様の「PROSRV」は、人事給与システムというサービスの特性上、「どういう切り口で魅力を発信するのがベストなのか」が悩みでした。記事やパンフレットを制作するにあたってはそこが当社の懸念でもありましたが、ご担当者様のご協力によりサービス理解を十分に深めたうえで制作を進められたこと、システムの魅力だけでなく運用する人材や企業が持つ価値にフォーカスできたことが、本プロジェクトにおいて大きなポイントになったと思います。

※PROSRVは三菱総研DCSの商標です。