株式会社 ファジー・アド・オフィス
住宅展示場の企画運営管理、住宅展示場関連の用地開発・賃貸仲介、住宅展示場などに関する広告関連業務(マーケティング・セールスプロモーション、広告物の制作)、健康スポーツ施設の運営管理を行っている企業様です。東京・埼玉など首都圏を中心に、多くのハウスメーカーのモデルハウスが立ち並ぶ総合住宅展示場「ハウジングステージ」を運営しています。
ハウジングステージ:https://www.housingstage.jp/
ファジー・アド・オフィス様へ「オーソライズ」(独自の有識者・専門家ネットワークを活用したマーケティングコンテンツの企画制作サービス)をご案内したことをきっかけに、LP制作のご相談をいただきました。
戸建てやマンションを購入したい30~40代のユーザー向けにコンテンツの発信を検討する中、「タイパ」を重視するユーザー特性、また、都心では価格高騰によりマンションを購入できない人が戸建てを選択する傾向にある可能性がリサーチにより判明。そこからマンションと戸建てをさまざまな点で比較し、戸建ての魅力を訴求するLPおよび記事を作成する方針を立てるも、専門性の高いテーマのため制作パートナー探しに難航しているという状況でした。
正確な情報を発信するためのLPや記事を作りたいという思いから、「執筆・監修を兼任できる有資格者のアサイン」と「企画の立案から執筆までワンストップ対応」が可能なパートナー企業を探していたとのこと。具体的には、以下のような課題をクリアできるパートナーを求められていました。
ファジー・アド・オフィス様は、住宅展示場の集客を目的とした「戸建てVSマンション徹底比較」の記事を希望されていました。まず企画骨子を作成するにあたり、スキマ時間で欲しい情報を効率的に取得したい「タイパ思考」が高いユーザー特性を把握し、どういったトピックを取り上げるかを検討しました。
訴求するユーザー特性
近年、不動産市場においても「顧客ニーズの変化・多様化」が起きています。不動産購入を検討するユーザーが一度は悩む、「賃貸か、持ち家か」という永遠のテーマにも変化が起きているようです。さらに、人件費の高騰、住宅ローンの低金利、円安による海外投資家の購入活発化など、さまざまな要因によってマンション価格はここ10年ずっと上昇トレンドが続いています。
今回、ファジー・アド・オフィス様が特に訴求したいと考えていたターゲットは、「マンション価格が高騰したため、戸建てをマイホームの選択肢に入れるかどうかで悩んでいる共働き世帯ユーザー」。そのターゲットがどういった情報を求めているかを念頭に、以下のステップで企画制作を行っていきました。
STEP1:企画
物件購入を検討するユーザーが知りたい、資産価値、購入費用、修繕・維持費、生活環境・子育て、税金対策といったポイントで、戸建てとマンションを比較できる構成や方向性を決定。
STEP2:専門家アサイン
「プロによる解説記事」が前提のため、企画構成やテーマ性にマッチした専門家をリサーチし、ピックアップ。ご提案した3名の候補者から、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持つライターを選定。
STEP3:原稿執筆
トンマナや表記ルールなどを定義した独自ガイドラインに沿ってライターが執筆し、ファングリーのコンテンツディレクターが編集および品質管理を実施。
作成した新規記事の内容を一部リライトし、LPへと落とし込むまでが今回のファジー・アド・オフィス様からのご要望です。記事とLP、どちらのコンテンツにも、ファジー・アド・オフィス様が運営する住宅展示場のモデルハウス見学予約フォームへの動線が含まれます。読み手であるユーザーがスムーズに予約フォームまでたどり着けるよう、理想の家づくりで気をつけるべきポイント、物件探しの際どこを見るべきなのかといった、プロの視点から解説する3つのルールをフックとして設計しました。
ユーザーが「休日は展示場にモデルハウスを見に行く」というアクションを起こしやすいよう、記事の後半で「マイホーム購入の掟」を3点紹介し、最後は「住宅展示場で情報収集しておくべし」というトピックを用意しました。住宅展示場へ行くメリットやそこでの注意点などを解説し、展示場見学の予約フォームボタンにつなげるという設計です。
戸建てVSマンション マイホーム購入前に知っておきたい「オカネ」のハナシ|総合住宅展示場(モデルハウス)ハウジングステージ
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――ファングリーへのご依頼の決め手は何でしたか?
2018年頃に弊社Webサイトのリニューアルをブランディングテクノロジーさん(グループ会社)にご相談して以来、長いお付き合いをさせていただいています。営業担当の方には、当時からコンテンツの制作やリニューアルの際の戦略についてのご相談をいただいており、担当の方がファングリーさんに移籍されてからも、継続的にコミュニケーションを続けていました。
今回、LP制作をすることは決まっていたものの、社内リソースが厳しい状況でした。そのため、こちらの意図や制作要件をうまくくみ取ってくださることを期待し、ご相談したという経緯があります。そして、コミュニケーションのしやすさ、要望に対するレスポンスの質・速さなどから「ぜひファングリーさんにお願いしたい」となり、発注いたしました。
――当社のコンテンツ品質や対応面をどのように評価されていますか?
専門家のリサーチから候補者のリスト作成、ページ構成のご提案までスムーズに進めていただき、ほとんどの場面で安心しておまかせできた点は素晴らしいと思いました。コンテンツの内容には満足しておりますので、今後はLINEによる配信など各メディアでの活用や、CV獲得に向けたPDCAを回していく予定です。
――今後、解決したい課題はありますか?
市場の多様化に伴い、現在のコンテンツでは対応できないニーズも多々ある状況で、コンテンツの整備による提案力の向上は非常に重要な課題となっています。 そういった中で、課題抽出からのコンテンツ設計、執筆・監修までの工程を、今後はより効率化していきたいと考えています。
当初はWebサイトやページ制作主体でサービスをご提供しておりましたが、弊社のサービスをあらためてご紹介したことをきっかけに、専門家をアサインしたコンテンツ制作のご依頼をいただけました。
本案件は、有識者のキャスティングから原稿作成にワンストップで実現した株式会社LIFULL様やブルーアライアンス様のプロジェクトに参画したコンテンツディレクターが担当したこともあり、お客様の満足度につながったと感じています。
制作について、「安心して任せられた」というご評価はうれしい限りです。これまでさまざまなご相談をいただき、いくつものプロジェクトでご一緒させていただきましたが、ファングリーの提供サービスの幅はどんどん広がっています。今後はこれまで以上にファジー・アド・オフィス様のニーズや課題に合わせたソリューションをご提供し、ビジネスの発展に貢献できましたら幸いです。