デジタルデバイスの普及や新型コロナの感染拡大により、ビジネスにおいてもデジタルシフトが一気に進行した現在、デジタル領域のマーケティング施策はビジネスの成長・拡大に大きな影響をもたらすと言えます。
そのため、次のように考え、ノウハウ不足に悩んでいるマーケティング担当者は多いのではないでしょうか。
「Webサイトを制作する際の成功ポイントと注意点を知りたい」
「検索で上位表示される良質なコンテンツを作り、流入増加を狙いたい」
本記事では、2023年6月28日(水)に開催された株式会社ファングリーと株式会社イーネットソリューションズの共催ウェビナー「~制作から運用まで~失敗しないためのサイト制作とコンテンツマーケティング」から、内容を一部抜粋してお伝えします。
なお、同ウェビナーはアーカイブ動画として現在公開中です。ご興味のある方は、ぜひ下記リンクよりご視聴ください。
Table of Contents
株式会社イーネットソリューションズ
Webインテグレーション部 部長
眞鍋 大夏
データセンター事業者であるイーネットソリューションズ入社後、全国の企業に対しデジタルコミュニケーションには欠かせないWebサイトの課題、目指すべきゴールとその後に対して、コンサルティング支援から制作、運用面でのフォローアップを実施。クリエイティブ、Webサイト制作や開発、それを支えるサーバまでWebサイトを起点としたお客様の課題に向き合い企業価値向上を一緒に考えながら、各種プロジェクトを推進。
株式会社ファングリー
パートナーサクセスユニットマネージャー
田島 泰
2014年ブランディングテクノロジー入社後、主に中小企業のWEBコンサルタントとして、webマーケティングにおける課題抽出、解決策の策定などを行う。その後、中堅から大手企業にかけてのWEBマーケティング全般、企業ブランドの構築、システム開発の支援など多岐にわたる業務に携わり、2023年4月から株式会社ファングリーにてパートナーサクセスユニットの立ち上げに参画。
本項では、同ウェビナーにおける株式会社イーネットソリューションズの眞鍋様の登壇内容を、要約してお伝えします。
現在はスマートフォンやタブレット、PCなど様々な種類のデバイスから、Webサイトが見られるようになりました。企業がWebサイトを制作する際には、各デバイスを意識した「見え方」を意識するのが非常に重要です。
Webサイトを制作するうえでは、最初にWebサイトの目的やターゲットを決定します。そのうえで客観的なデータ分析と主観的なヒューリスティック分析を行い、「誰に」「何を」「どうやって・どのように」伝えるのかをきちんと整理しておくことが大切です。
Webサイトの制作にあたっては、以下の4つが大切なポイントになります。これらを抑えることで、Webサイトの基盤が確立します。
ウェブサイトの見た目であり、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)と呼ばれる部分です。サイトの目的やターゲットを意識したデザインにします。
サイトの構造は、ユーザーにとって分かりやすくすることが大切です。他ページへ遷移するためのボタン位置や、ユーザーが知りたい情報の探しやすさなどを意識した構造やレイアウトにします。デザインがいくら良くても、サイトの構造が分かりにくいと本末転倒になってしまうので注意しましょう。
ソースコードとは、デザインなどをインターネット上で表示するための記述方式のことです。Webサイト制作時に良質なソースコードを書くのはもちろんですが、Webサイト完成後も、Googleなどの検索エンジンでヒットしやすい状態にするためにソースコードの見直しや改善実施を行います。改善実施による副次的効果として、検索上位表示や流入数・CV数の増加なども狙えます。
Webサイトは作って終わりではありません。継続的に運用していくなかで、より多くのターゲットに見てもらうためには、常に新鮮な情報を発信する必要があります。そのためには「更新のしやすさ」も重要な要素の一つです。
その都度、ソースコードを修正するのではなく、WordpressなどのCMS(コンテンツマネージメントシステム)を導入し、更新作業の効率化や省力化を図ると良いでしょう。さらにCMSの導入により、サイトのコンテンツが構造化されてデザインも統一されるので、情報が分かりやすく整理されます。
以上のようなWebサイト制作の基盤を踏まえ、ウェビナー動画では実際の事例を紹介しています。良いデザインやレイアウトのポイント、遷移しやすいギミックをはじめ、検索エンジンが好むソースコードの特徴、Webサイトのブランド力が高まるコンテンツの種類などを具体的に解説しています。
ご興味のある方は、下記リンクよりアーカイブ動画をご視聴ください。
続いて本項では、当社(株式会社ファングリー)の田島による登壇内容を要約してお伝えします。
「コンテンツマーケティング」とは「ユーザーの流入からファン化までを行うためのコンテンツを用いた一連のマーケティング施策」のことです。たとえば、記事や動画、ホワイトペーパーなどもコンテンツマーケティングにあたります。
コンテンツマーケティングを検討する際によく聞かれる質問として「継続運用するための予算がない」「社内リソースがない」「リソースはあるがノウハウがない」などがありますが、今回は、コンテンツマーケティングのノウハウ、特に「流入増加につながりやすいSEOコンテンツとは何か」を解説します。
良質なSEOコンテンツを制作する際には、4つのステップで取り組むと良いでしょう。
制作する企画がブレないよう、ターゲット像は年齢や性別などの基本情報以外にも、役職や家族構成、趣味や性格など、細部まで具体化したペルソナを設定することが大切です。詳細に具体化するのは時間もかかるので、まずは大枠を捉えた簡易ペルソナを数パターン作り、どのペルソナをより深掘りしていくべきかを社内で検討するとよいでしょう。
また、ターゲットを具体化する際は想像で考えるのではなく、実際の顧客と接している部門担当者へヒアリングしたり、顧客へのアンケートを実施したりすることをおすすめします。さらに、ターゲット像を深掘りする場合は、顕在層・潜在層といったターゲット属性の細分化や、ターゲットの行動心理を反映したカスタマージャーニーマップの作成を行うという方法もあります。
良質なコンテンツを作成するには、テーマに沿ったキーワードを選定することが大切です。キーワードを選ぶ方法として、Google広告に登録してキーワードのおおまかな月間検索ボリュームを確認するやり方があります。他にも、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力した際に出てくるサジェストなども参照しましょう。
また、無料のツールを使って関連キーワードリストを作成する方法もあります。「SEOキーワード 無料 ツール」などで検索し、使い勝手のよいツールを探してみるのもおすすめです。
まずは、アウトラインとなる構成案を作成しましょう。構成案において重要なのは、「問い合わせの獲得」や「製品ページへの流入」など、コンテンツの目的を定めることです。
また、狙いたいキーワードで上位に表示されている競合サイトを参考にするのも良いでしょう。しかし、他サイトのコピーコンテンツとみなされるとSEOや企業への信頼性の面で逆効果になるため絶対にしないようにしましょう。「ユーザー目線」を意識し、どんなニーズを持っているか、どんな情報を求めているかを考えながら企画づくりに取り組むことが大切です。
コンテンツ公開後は、Googleアナリティクスなどの分析ツールを使用して効果測定を行います。コンテンツを評価する指標として、流入数や直帰率・閲覧時間、各記事のCV率などを確認すると良いでしょう。
コンテンツは公開後、そのままにするのではなく、定期的に見直し、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルをしっかりまわすようにしましょう。
ウェビナー動画では他にも、キーワードプランナーを活用した「簡易キーワードリスト」の作成方法やキーワードと競合サイトの分析方法などを解説しています。
ご興味のある方は、下記リンクよりアーカイブ動画をご視聴ください。
「Webサイト制作」や「コンテンツマーケティング」によって成果を出すには、有効な方法を理解して取り組むことが第一です。
現在アーカイブ配信中のウェビナー動画では、参加者の方からご質問をいただいた「おすすめのCMS」や「サイトのCV数を上げる方法」についてもお答えしています。
今回のウェビナーの内容を詳しく知りたい方は、下記リンクよりご覧ください。
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