インタビュー取材を行う場合、取材対象者のアポイントを取るにあたって「企画書」が不可欠です。「取材依頼書」などと呼ばれることもありますが、その内容によって取材先が許可するかどうかを判断するため、判断材料として十分な情報を網羅しておく必要があります。
本記事では企画書を作成する際に気をつけるべきポイントを解説します。
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取材対象者にとってもメディアなどに取り上げられることはメリットがあると感じるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。もし取材対象者が意図しない形で取り上げられ、それが世の中に拡散されてしまった場合、デメリットが多く発生する可能性もあります。
企画書はどのようなテーマで話を聞きたいのかを明確にし、取材対象者に引き受けてもらえる確率を高めるために重要なものです。企画書の段階でそのことをよく理解したうえで、できる限り具体的かつ詳細に内容を記載する必要があります。
では、具体的にインタビュー取材の企画書にはどのようなことを書くべきなのかを解説します。
掲載するメディアの名称とURLなどを明記しましょう。掲載メディアがローンチ前である場合は、ローンチ予定日を記しておくことが望ましいといえます。また、あわせてメディアのコンセプトやターゲットなどを明確に伝えておくと、取材先もどのようなスタンスで臨めばよいかが判断しやすく、現場での齟齬が生じづらくなります。
メディアのコンセプトやターゲットなどを踏まえたうえで、取材先に期待すること(どのようなテーマで意見を伺いたいかなど)を明らかにしておきましょう。たとえば連載企画の一つである場合には、その旨も明記し、同様の企画における取材先の実績を書いておくと親切です。メディアの方針と取材先との親和性が高ければ高いほど引き受けてもらいやすくなるため、「なぜインタビュー取材をオファーしたのか」をきちんと伝えましょう。
取材先が著名人の場合、写真撮影が入るかどうかでギャランティが変動することもあります。また、一般の方の場合は顔出しができないというケースもあり得ます。そのため写真撮影の有無は企画書の段階で明記する必要があり、さらにどのようなカットを撮影するかまで記載できればベストです。
すでに同様の記事がメディアに掲載されている場合は、取材先が具体的に成果物をイメージできるように既存記事のURLを記載しましょう。
インタビュー取材の希望日を明記しましょう。取材先が多忙である場合はスケジュール調整が必要になるため、「〇月〇日~〇日の間」など余裕をもったスケジュールを提示しておく方が親切です。もしくはイベントなどに合わせてインタビュー取材を行う際は、その日に取材を実施したい旨を記載する必要があります。
著名人にインタビュー取材を行う場合は、ギャランティの提示が必要です。相場観が分からなければ応相談とし、予算に応じてマネジメント会社と交渉しましょう。また、一般の方にインタビュー取材を行う際も、謝礼金を支払う場合はその金額を企画書に明記しておきましょう。
あらかじめ質問項目を伝えておくと取材対象者が事前に準備できるため、より深い話が聞き出せる可能性が高くなります。特に、インタビュー取材を受ける機会が少ない一般の方の場合は、当日いきなり質問されても答えに詰まってしまうことがあるので、成果物の品質を上げるためにも事前に伝えておく方がよいでしょう。企画書の段階で準備が間に合わなかったとしても、取材当日までには必ず伝えておきましょう。
初めてインタビュー取材の企画書を作成するという方は、ぜひ企画書のサンプルをお役立てください。
インタビュー取材は一次情報が得られる機会として非常に有益です。貴重な機会を損失しないためにも、企画書の段階から内容をしっかり詰めておきましょう。また、取材対象者に失礼がないように誠意ある対応を心がけることもお忘れなく。
株式会社ファングリーはコンテンツマーケティング支援の一環として、訪問取材・オンライン取材を問わず多数のインタビュー取材実績があります。企画書の作成を含め、取材対象者へのアポイントからまるっと任せたいという企業様はお気軽にお問い合わせください。
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