本記事では、グローバル市場への進出を成功させるための足掛かりとなる「海外SEO」について、国内SEOとの根本的な違いから、具体的な戦略、法規制や文化といった注意点まで網羅的に解説しています。
「国内市場の成長に限界を感じ、海外展開を検討している」
「Webサイトを多言語に翻訳したが、全く成果が出ない」
このようなお悩みを抱えている企業のWeb・マーケティング担当者向けに、単なる翻訳で終わらない、現地の市場に最適化(ローカライズ)するための実践的な手法を紹介。
この記事を読めば、海外SEOへの取り組みを阻む疑問や課題が解消され、成果につながる明確な道筋が見えてきます。
\BtoBサイトリニューアルのよくある5つの失敗例/
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海外SEOは、単なる翻訳では成果が出ません。言語や文化の壁を超え、現地ユーザーの検索行動に合わせてサイトやコンテンツの構造を最適化することが重要です。まずは、海外SEOを始める前に押さえておくべき準備や心構えを紹介します。
海外展開の目的を明確にすることは、戦略策定の第一歩です。
「問い合わせ:○件」「資料ダウンロード:○件」「オンライン販売の売上:○円」など、何を達成したいのか具体的にKGIやKPIとして設定しましょう。これにより施策の成果を正確に評価できるようになり、改善サイクルも回しやすくなります。
どの国・地域にビジネスチャンスがあるのか、現地の市場規模や競合状況を調査し、仮説を立てることが重要です。
経済成長が著しい国や消費者ニーズが高い分野を見極めることで、投資効率の高い市場を選定できます。
海外SEOでは、翻訳だけでなく文化や消費者行動に関するリサーチが不可欠。担当者や予算を確保し、長期的視点でマーケティング体制を整えることが重要です。
チーム内で役割分担を明確にし、情報共有の仕組みを作っておくとスムーズに進められます。
いきなり全世界を対象にするのではなく、特定の国や言語圏に絞ったテストマーケティングが有効です。
少数市場で効果を確認してから拡大することで、リスクを抑えながら最適な戦略を構築しやすくなります。
海外SEOとは、海外の特定の国や言語を使うユーザーを対象に、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを上位表示させる一連のマーケティング手法を指します。
海外SEOは、単なる「翻訳」ではありません。ターゲット国の文化や宗教、商習慣、そしてユーザーが実際に検索で使う言葉(検索クエリ)を深く理解し、コンテンツやサイト全体を最適化する「ローカライゼーション(現地最適化)」が不可欠です。
海外SEOと似た言葉に「多言語SEO」がありますが、これは一般的に複数の言語でWebサイトを正しく表示させるための技術的対応を指します。具体的にはURLの構造を整えたり、hreflangタグを設定したりする作業のことです。
一方の海外SEOは、こうした技術的対応に加え、現地市場に合わせたマーケティング戦略も含む「より広範な取り組み」と言えるでしょう。
なぜ今、多くの企業が海外SEOに取り組むべきなのでしょうか。その理由は大きく3つあります。
少子高齢化が進む日本では、多くの業界で国内市場が成熟あるいは縮小傾向にあります。
一方で世界市場は成長を続けており、人口増加や経済成長が著しい国・地域が数多く存在します。一例として世界のEC市場規模は年々拡大しており、2025年には7兆ドルを超えると予測されています。
出典:日本貿易振興機構「海外市場の成長がECの積極的活用を後押し(世界、日本)」
国内市場だけに注力していては、絶好の成長機会を逃すことになりかねません。
海外SEOは、日本を訪れる外国人観光客へのアプローチとしても非常に有効です。
旅行者は訪日前に「Tokyo hotel with a view」「cuisine de Kyoto」といった自国語のキーワードで情報を検索します。この段階で自社サイトが検索結果に表示されれば、旅行中の有力な選択肢として予約や来店につながる可能性が大幅に高まります。
SEOは、「将来の顧客」との最初のタッチポイントを作る強力な手段です。
インターネットとスマートフォンの普及により、ビジネスにおける国境は事実上なくなりつつあります。かつては海外進出のために多額の資金や現地法人の設立などが必要でしたが、現在では中小企業や個人事業主でもWebサイトやSNSを通じて世界中の潜在顧客に直接アプローチできます。
海外SEOは、低コストでグローバル市場にアクセスするための最も効率的なマーケティング手法のひとつと言えるでしょう。
海外SEOを成功させるために、「国内SEOとは異なる点」を正しく理解しておきましょう。主流な検索エンジンや文化・言語、ユーザー行動など、国内とは大きく異なる要素に対応する必要があります。
日本では「検索エンジン=Google」という認識が一般的で、Googleのシェアは90%以上に達します。しかし、国や地域によっては、現地の検索エンジンが圧倒的なシェアを握っているケースも少なくありません。
中国
政府規制によりGoogleはほぼ利用できず、検索エンジンのシェアは「Baidu(百度)」が圧倒的。コンテンツの独自性や、中国政府の法律・規制への準拠を強く重視する傾向があります。
ロシア
国産の検索エンジン「Yandex」がGoogleと拮抗、あるいは上回るシェアを誇ります。Yandexではユーザーの行動データを順位決定に大きく反映させると言われています。
韓国
「NAVER」が長年トップシェアを維持しています。検索結果に自社サービス(ブログ、Q&A、ニュースなど)を優先的に表示する特徴があります。
その他
アメリカの「DuckDuckGo」や、チェコの「Seznam」など、特定の国や思想を持つユーザーに支持される検索エンジンも存在します。
これらの違いを無視すると、ユーザーへ無意識のうちに不快感や違和感を与えてしまうリスクがあります。
単なる直訳では現地ユーザーに意図が伝わらず、稚拙な印象を与える危険があります。
例えば日本語の「よろしくお願いします」は、英語では完全に対応する表現がなく、文化やニュアンスを汲んだ意訳(ローカライゼーション)が必要です。さらに、同じ英語でもアメリカ英語とイギリス英語では単語や表現が異なります。
ターゲット国に合わせた言語選定と適切な表現が重要です。
ユーザーが「どのように」「何を使って」情報を探すのかも、国によって大きく異なります。
情報収集のプラットフォーム
日本ではGoogle検索が主流ですが、海外ではとくに若年層のZ世代を中心に、TikTokやInstagram、YouTubeといったSNSで情報を検索するケースが増えています。動画やSNSコンテンツを組み合わせたSEO戦略が必要です。
PC vs モバイル
新興国ではPCを所有せずスマートフォンが主なアクセス手段となる場合も多く、「モバイルファースト」は必須です。表示速度や操作性(UI/UX)がビジネス成果に直結します。
検索クエリの特性
言語によって検索クエリの構造も変わります。日本語は曖昧な表現が多い一方、英語圏では具体的で長いキーワード(ロングテール)で検索される傾向があります。例えば「東京 ラーメン おすすめ」ではなく、「best spicy ramen for lunch near Shinjuku station」のように、詳細なニーズを反映したクエリを想定した戦略が必要です。
ここまで押さえてきた国内SEOとの違いだけでも、海外SEOが容易ではないことはお分かりいただけたかと思います。
以下では多くの企業が海外SEOでつまずく原因を、「言語・文化の理解」と「競合の多様性」という2つのポイントに絞って解説します。
海外SEOで最も重要であり、かつ最も難しいのが「現地の言語や文化を深く理解すること」です。表面的な翻訳ではユーザーに違和感や不信感を与え、商品購入やサービス利用以前の段階で離脱されてしまいます。まるで、外国人が機械翻訳で作った不自然な日本語のメールを受け取ったときのような感覚です。
海外SEOでは、以下の要素が求められます。
さらに、現地のトレンドや社会情勢も常に変化しています。何が流行しているのか、どの社会問題に関心が集まっているのかを把握し、コンテンツに適切に反映することも重要です。
そのため、ネイティブスピーカーによる翻訳・監修や、現地パートナーとの協業が不可欠と言えるでしょう。
国内でビジネスを展開する場合、競合となるのは基本的に日本の企業です。しかし、海外市場に打って出るということは、競争の舞台がグローバルになることを意味します。
具体的には、以下のような企業が競合となります。
世界的なグローバル企業
進出を目指す市場には、すでに世界的な大企業が存在する可能性があります。彼らは豊富な資金とブランド力を武器に、大規模なマーケティング活動を展開しています。こうした巨大な競合と戦うには、独自の強みを活かしたニッチ戦略や差別化ポイントが不可欠です。
現地の強力なローカル企業
さらに手強いのが、長年ビジネスを展開してきた現地企業です。彼らは文化や消費者インサイトを深く理解し、強力な販売網や顧客基盤を持っています。このような「地の利」を活かすローカル企業に勝つには、他にはない独自価値を提供し、時間をかけて信頼を築く必要があります。
海外SEOは、このように国内とは比較にならない多様な競合と戦いながら、現地ユーザーに合わせた最適化を行う高度なマーケティング戦略だと心得ておきましょう。
海外SEOは難易度が高い一方で、正しく取り組めば得られるリターンも大きい施策です。ここでは、海外SEOに挑戦することで得られるメリットを解説します。
海外SEO最大の魅力は、アプローチできる潜在顧客の規模が国内市場とは桁違いに大きくなることです。日本国内の総人口は約1億2,000万人ですが、英語圏だけでも15億人以上の市場が存在します。さらに中国語圏やスペイン語圏まで対象を広げれば、その市場規模は想像を超えるものとなります。
国内ではニッチとされる商品やサービスでも、海外には求める顧客層が多数存在する可能性があります。特定の趣味や専門性に特化した商品、課題解決型のソフトウェアなどの場合は、世界規模での展開により大きな市場機会を得られることも。こうした潜在市場にアクセスするための重要な手段、それが海外SEOです。
ターゲット国の検索エンジンで上位表示されることは、単なるアクセス数増加以上の価値があります。ユーザーは検索結果の上位にあるサイトを「信頼できる企業」や「専門家」と認識する傾向があるため、SEOを通じた情報提供は現地での信頼構築に直結します。
また、継続的にコンテンツを提供することで、検索結果上での権威性や専門性を強化できます。広告とは異なり、費用を止めても残る資産となる点は大きなメリットです。さらに、海外展開をしている企業としてのブランディング効果も期待でき、企業全体のイメージ向上につながります。
海外SEOに取り組むにあたって、国内SEOと比較した場合の注意点を解説します。
海外SEOは、国内SEOに比べて多くのコストが発生します。具体的には下記のようなコストが挙げられます。
高品質な翻訳・ローカライズ費用
現地文化や検索行動に最適化した翻訳をプロに依頼する必要があります。コンテンツの質が成果を左右するため、投資を惜しむことはできません。
各国の市場調査費用
現地ニーズや競合状況を把握するために、専門会社への依頼や高機能SEOツールの活用が必要です。
複数言語サイトの構築・運用コスト
対応言語が増えるほど、ウェブサイト構築やコンテンツ更新・管理のコストも増加します。
成果が出るまで、より多くの時間を要するのも特徴です。国内SEOでも効果を実感するには半年から1年が目安となりますが、海外SEOでは市場調査や戦略策定、言語・文化の壁を乗り越えながらPDCAを回していかなければなりません。
そのため、目に見える成果が出るまでに1年以上、場合によっては数年単位の時間が必要になることも。短期的成果を求める経営陣や担当者にとって、この「時間の長さ」は大きなプレッシャーとなるでしょう。
では、具体的にどのように海外SEOを進めていけば、成功の確率を高められるのでしょうか。海外SEOで成功するための具体的な戦略を3つのステップに分けて解説します。
すべての国を同時に狙うのは現実的ではありません。まずは、自社が「勝てる」可能性のある市場を見極め、リソースを集中させることが海外SEO成功の鍵です。
とくに、以下の3点を重点的に調査しましょう。
ターゲット国や地域の調査では、まずオンラインで利用できるデータを活用してみましょう。例えば「Google Trends」を使うことで、複数の国で特定のキーワードがどの程度検索されているか、その需要の推移を比較できます。
また、「Ahrefs」や「SEMrush」といったSEOツールを使えば、競合サイトがどの国からどれくらいアクセスを集めているか、どのキーワードで上位表示されているか、といった詳細な情報を分析することが可能です。
現地のQ&AサイトやSNSを観察すれば、ユーザーがどのような悩みや関心を持っているのかといった生の声に触れることもできます。こうしたデータと現地の情報を組み合わせて分析することで、海外SEOの戦略をより精度の高いものにできるでしょう。
ターゲット国を決めたら、現地ユーザーが実際にどのような言葉で検索しているかを徹底的に調べます。ここで重要なのは、日本語のキーワードをそのまま翻訳しないことです。
例えば「乾燥肌 化粧水」をそのまま英語にすると「dry skin lotion」となりますが、現地ユーザーは「moisturizer for dry face」や「hydrating toner」と検索する可能性があります。
以下の方法によって、現地の人が実際に使う言葉(検索クエリ)を見つけ出しやすくなります。
ツールの活用
AhrefsやSEMrushで国別の月間検索ボリュームや競合度を調査。検索需要があり競合が少ない「お宝キーワード」を見つけます。
サジェスト・関連キーワードの分析
Googleの検索候補や関連検索から、ユーザーが抱える具体的な悩みや知りたい情報を把握します。
海外SEOの仕上げは、徹底したローカライゼーションです。単なる翻訳ではなく、現地の文化や商習慣にWebサイト全体を適合させます。
▼ 具体的なローカライズのポイント
まず、コンテンツは現地の文化や流行、時事ネタ、具体的事例を盛り込み、現地ユーザーが共感できる内容にしましょう。また、UI/UXについては、以下のように現地の習慣に合わせる工夫を行いましょう。
徹底的なローカライズによって、現地ユーザーにとって自然で使いやすく信頼されるWebサイトを構築することが、海外SEOでの成果を左右します。
海外SEOの取り組み方は、一般消費者を対象とする「BtoC」と法人向けの「BtoB」では注力すべきポイントや効果的な戦略が大きく異なります。ここでは、それぞれのビジネスモデルに合わせた海外SEOのアプローチを分かりやすく解説していきます。
BtoCビジネスでは、ユーザーの感情や共感に訴えかけるアプローチが重要になります。
SNSやインフルエンサーとの連携
InstagramやTikTok、Pinterest, Facebookなど、ターゲット層が多く利用するSNSでの情報発信は欠かせません。SEOで流入したユーザーをSNSにつなげたり、インフルエンサーの発信からサイトに誘導したりと、相互に連携させることで効果を最大化できます。
口コミやレビュー(UGC)の活用
海外では第三者の声を購入判断に重視する傾向が強いため、レビュー機能やUGCを活用して信頼性を高めることが重要です。顧客の声を積極的に見せることで、コンバージョン率の向上につながります。
季節やイベントに合わせたコンテンツ
ブラックフライデーやクリスマス、サイバーマンデーなどの大規模イベントはもちろん、現地特有の祝祭日もSEO戦略に組み込むことで、短期的に大きな集客と売上を狙えます。
BtoBビジネスでは、製品やサービスの価格が高額で検討期間も長くなる傾向があるため、論理性と信頼性が求められます。
課題解決型の専門コンテンツ
導入事例やケーススタディ、業界動向をまとめたホワイトペーパー、ウェビナーなどを通じて、「自社のサービスがどのように課題を解決できるか」を示すことが有効です。
ビジネスSNSの活用
とくに欧米ではLinkedInが強力なプラットフォームです。専門知識を発信して業界内での信頼を築くことができるほか、ターゲット企業のキーパーソンと接点を持つ場として活用できます。
専門用語の正確な翻訳・使用
BtoBでは業界特有の用語の誤訳は致命的です。専門性を担保するためにも、その分野に精通した翻訳者や監修者のチェックが欠かせません。
海外SEOの戦略を実行する際に見落としがちなのが、各国の法律や文化的なタブーです。これらを軽視すると、法的なリスクだけでなく、ブランドイメージを損ねる大きな要因となります。ここでは、とくに注意すべきポイントを整理します。
国や地域ごとにビジネスを取り巻くルールは大きく異なります。とくに以下は必ず確認しておきましょう。
EUの「GDPR(一般データ保護規則)」は、世界で最も厳格な個人情報保護法のひとつです。Cookie利用時の同意取得、プライバシーポリシーの明示、個人データの適切な管理などが求められ、違反すれば高額な制裁金を科される可能性があります。EU市民向けにサービスを提供する場合は、規模の大小にかかわらず遵守が必須です。
日本では一般的な表現であっても、国によっては政治的・宗教的な理由で制限されている場合があります。政府や特定団体への批判につながる内容は、深刻なトラブルに発展するリスクがあるため要注意です。
商品をオンラインで販売する場合、返品ポリシーの明記、製品の安全基準、広告表示ルールなど、各国の消費者保護法に従う必要があります。
宗教や歴史に関する情報は、法律以上に繊細で現地理解が求められることに注意が必要です。
一例として、イスラム教のラマダン期間に派手な飲食プロモーションを行うのは避けましょう。キリスト教、仏教、ヒンドゥー教など各宗教に関するシンボルや習慣を軽んじる表現も厳禁です。
領土問題や歴史的出来事など、敏感なテーマに不用意に触れると、ユーザーからの反発を招きかねません。国民感情を刺激する内容には細心の注意が必要です。
性別の役割に対する考え方や、人種、LGBTQ+などの価値観は国ごとに大きく異なります。ステレオタイプを強調する表現や排他的なメッセージは炎上リスクにつながります。
こうした問題は、日本人の感覚だけで判断するのが非常に難しい領域です。常に「リスペクト」の姿勢を忘れず、現地出身者やその国の文化に精通した専門家からのフィードバックを必ず受けるようにしましょう。
ここでは海外SEOに関するよくある質問をまとめました。
海外の特定の国や言語のユーザーを対象に、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを上位表示させるためのマーケティング手法です。単に日本語を翻訳するのではなく、現地の文化や検索行動に合わせてサイト全体を最適化(ローカライズ)する取り組みが欠かせません。
詳しくは、記事内の「海外SEOとは?海外ユーザー向けのマーケティング手法」をご覧ください。
主に以下の3つの点で大きく異なります。
詳しくは記事内の「海外SEOと国内SEOの違い」で解説しています。
海外SEO対策を実施する際は、とくに以下のポイントに注意しましょう。
詳しくは記事内の「海外SEO対策を実施する際の注意点」で解説しています。
海外SEOは単なるテクニックの積み重ねではなく、まず「相手の文化を理解し、敬意を払う姿勢」から始まります。検索エンジンの先にいるのは一人ひとりのユーザーであり、その心にどう響くかが何より大切です。
海外の新しい市場に興味を持ったら、まずはスモールスタートでトライしてみましょう。その最初の一歩を踏み出すきっかけとして、この記事がお役に立てば嬉しいです。