コンテンツマーケティングで重要とされているお客様の声について、業界別にまとめてみました。それぞれの事例の見せ所を研究して、今後のマーケティング戦略に活用していただければ幸いです。
今回は、製造業(機械)カテゴリで、Webサイトに導入事例がある会社をリサーチしました。どの会社も上場されている実績のある企業です。
Table of Contents
「社会に貢献できる進化する企業」を経営理念に掲げて製氷機器、冷凍冷蔵機器、洗浄機器、衛生管理機器、調理機器、ドリンクサービス機器、フードサービス機器、鮮度管理機器などを提供されている企業です。
スチームコンベクションオーブン「クックエブリオ」というスチーム(水蒸気)とコンベクションオーブン(熱風)を活用して調理を行う調理機器の「お客様ご活用事例」というコンテンツをご紹介します。
一覧ページは「和食」「洋食」「中華・ラーメン」などの多数のカテゴリが用意されており、コンテンツの数も多く、ページのつくり込みも料理の楽しさが伝わってくるような雰囲気です。
それぞれの事例のトピックスが分かりやすく、ユーザーの探しやすさや興味の喚起に配慮されているつくりです。
個別の詳細ページの特徴としては、まずページの最初にインタビューで得られたクックエブリオの見せ所が要約されています。その後、どのようなことが課題解決されたか、活用方法の詳細、クックエブリオを導入して得られたことは何なのかというような流れでコンテンツが構成されています。
また、「クックエブリオ」を使ったそれぞれの店舗のレシピがあるのもユーザーの活用の想像を掻き立てていて、コンテンツが充実しています。
「”水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」を企業理念として水処理薬品の製造・販売、処理装置の製造・販売、水処理装置のメンテナンス、超純水供給、土壌・地下水浄化、精密洗浄、水処理施設の運転・維持管理、化学洗浄、プラント設備洗浄、水質分析、環境分析、業務用水処理機器、家庭向け商品の製造・販売をされている企業です。
環境改善活動を3つの側面で取り組んでおり、その1つである「お客様のニーズ」の側面として改善事例を取り扱っています。
個別の詳細ページの構成は、「お客様の課題」、「解決策」、「お客様の声」という流れで、個別のページでもどれくらいの改善があったかを数値で明記しているところに特徴があります。
「最適・最良のソリューションを提供し、世界に広がるお客さまと社会の発展に貢献する。」、「自由闊達な明るい企業風土のもと、健全で成長性豊かなグローバル経営に徹する。」を経営理念として、世界トップレベルの物流システムを創造されています。
すべてのソリューションの導入事例のコンテンツがひとまとまりで用意されていますが、個別のソリューションに対しての導入事例の導線も用意されていて、文脈にあった導入事例を見ることができます。
一覧ページでは、ソリューションのカテゴリとソリューションを提供したお客様の国が分かるようになっています。グローバルなサービス提供をしていて、世界で活躍していることがよく分かります。また、それぞれの事例の概要も完結にまとめられています。
個別の詳細ページの構成は、ページ毎で若干構成が異なりますが「どのような成果を出しているのか」、「具体的な施策詳細」、「今後の展望やダイフクを選んだ理由」などの流れで、導入事例の規模感が分かる詳細な情報が盛り込まれています。また、アイキャッチ画像も効果的にレイアウトされています。
「私たちは「求める心とみんなの力」を結集し、セキュア(安心・確実)な社会の発展に貢献します」を企業理念に掲げ通貨処理機、カードシステム機、セキュリティ機器などを製造されている企業です。
今回は、券職人という券売機の導入事例を見てみたいと思います。
業界ごとでのお客様の事例を紹介されています。一覧と個別のページ紹介が一体になった構成でシンプルな導線が用意されています。
コンテンツの項目としては「1.券売機を導入した経緯」、「2.券職人を選んだ理由」、「3.導入効果」、「4.グローリーの対応」と、どのページでも固定の項目があり、ページの構成に統一感があり読みやすくなっています。
券売機はエンドユーザーが扱うので、店舗のインテリアにも影響を与えます。実際の券売機が店舗の中でどうみえるのかもオーナーには気になるところだと思いますが、写真で伝えることによって、導入後のイメージがしやすくなっています。
「クボタグローバルアイデンティティ」を企業理念に農業機械・農業関連商品、エンジン、建設機械、電装機器、パイプシステム、水処理システム、素形材を提供されている企業です。グローバルサイトも用意されており、海外からの引き合いも重要だと推測できます。
地域カテゴリと製品カテゴリがあります。グローバルな企業なので、地域カテゴリにあるのも世界の大陸規模での選択となっています。こちらの事例集も一覧ページで個別の詳細内容をみることができるタイプです。
国と製品、概要要約のタイトルがあり、詳細の文章がありますがどちらかというとコンパクトです。よいテンポでそのほかの事例をみることができます。
それぞれの企業でコンテンツへの力の入れどころの違いが垣間見れたのではないでしょうか。どのような情報をアピールするかで意図的に顧客のレイヤーを戦略的にセグメントすることも可能です。ターゲットを踏まえたコンテンツの構成が大事になるので、やはり最初のコンテンツ設計はしっかり考えたいですね。
マーケティング戦略やコンテンツマーケティングでお困りでしたら是非当社へご相談ください!
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