自動車メーカーが運営するオウンドメディアに焦点を当てて、テーマやコンテンツの特徴などをまとめて整理してみました。
ユーザーと車のタッチポイントがコンテンツの切り口になっていることが特徴的であることがわかりましたが、あえてそのタッチポイントを避けているメディアも存在します。
自動車メーカーとしての立ち位置をどう定義しているかで、メディアのコンテンツが変わり、差別化になっているという発見もご紹介します。
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Table of Contents
今回は、以下の5つの企業が運営するオウンドメディアについて、それぞれコンテンツの特徴を調べてみました。
出典:トヨタ「トヨタイムズ」
メディア名 | トヨタイムズ |
URL | https://toyotatimes.jp/ |
コンセプト・概要 | クルマの時代から、もっと自由に移動を楽しむモビリティの時代への大きな変化を伝えていくメディア |
取り扱っているテーマ・特徴 | トヨタの春交渉や販売店への取り組み、Woven Cityの紹介、対談コンテンツなどで、新車や機能紹介などはありません。 |
出典:日産「NISSAN OWNERS’ MAGAZINE」
メディア名 | NISSAN OWNERS’ MAGAZINE |
URL | https://n-link.nissan.co.jp/NOM/ |
コンセプト・概要 | 日産車オーナー向けのオウンドメディア(オーナーの会員サイト機能あり) |
取り扱っているテーマ・特徴 | 自社の電気自動車の活かし方や安全性の技術、職人、日産車で走りたくなるような道や風景などを紹介しています。 |
メディア名 | MAZDA BLOG |
URL | https://blog.mazda.com/ |
コンセプト・概要 | マツダに関するいろいろな情報を届けるブログメディア |
取り扱っているテーマ・特徴 | マツダ車の安全・安心・快適性、新機能や改善、技術への取り組み、イベント参加やエンジニアの紹介などを紹介しています。 |
メディア名 | SUBARUオンラインミュージアム |
URL | https://www.subaru.jp/onlinemuseum/ |
コンセプト・概要 | SUBARUをもっと知り、更に愉しんでいただくためのオンライン博物館 |
取り扱っているテーマ・特徴 | イベント参加レポートや安全運転のためのレッスン、モータースポーツへの取り組みやスバルライフを楽しむコミュニティについての紹介をしています。 |
メディア名 | Mercedes-Benz LIVE! |
URL | https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/brand/mb-live.html |
コンセプト・概要 | メルセデス・ベンツとともに走る人生の豊かさと楽しさを発信するメディア |
取り扱っているテーマ・特徴 | メルセデス・ベンツに似合うファッション、乗って出かけたい場所、高感度なメルセデス・オーナーがおすすめするスポット、メルセデスの多彩な車種に重なる、クルマにまつわるストーリーを紹介しています。 |
各社のコンテンツをみていると、何を媒介して読者と関わるかといったポイントが見えてきました。
トヨタは複数のオウンドメディアを運営されていますが、あえてトヨタイムズだけでいうと、自社製品やトヨタオーナーだけにこだわらず他社メーカーとの積極的に関わりを伝えています。
自動車メーカー全般の成長や変化を推進してこうという雰囲気が感じられます。トヨタと社会との関わり方という印象です。
自動車メーカーは車種のテレビCMがメインだと思いますが、「トヨタイムズ」はテレビCMを出しているところも特徴的です。より多くの人に「トヨタイムズ」を知ってほしいという意図もあるとは思いますが、ユーザーのマイクロモーメントを考えると「トヨタイムズ」の切り口ではオウンドメディアへの集客は難しい側面もテレビCMを出す理由なのではないかなと推測しています。
メデイアの立ち位置をどのように定義するかで、Webだけで完結しない方法を取ってメディアの目的を成すのかを考える必要があります。Webの重要性は高いことは言わずもがなですが、手段にこだわらず広い視野で戦略から考えて最適な手段に落とし込むようにしていきましょう。
株式会社ファングリーは、制作支援とマーケティング支援の機能を併せ持つ支援会社です。とりわけ「BtoB向けのコンテンツ制作」に強みを持った制作会社と自分たちを位置付けており、ブランディングを軸としたWebサイト制作・コンテンツ制作を通じてお客様のビジネス課題の解決に取り組んでいます。Webサイト制作についてご相談がありましたら、気軽にお問い合わせください。
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