週末や終業後に個人向けの勉強会やMeetupがよく開催されているのはご存知だと思います。私、河島も企業とは無関係な技術コミュニティに参加して勉強会に参加したり、主催者として開催することがよくあります。今回はWordPressのMeetupに参加して感じた、WordPressサイトの運営の落とし穴や重視する点についてご紹介します。
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私の場合はWordPressを使ったWebサイトを構築することにおいて技術的に困ることはあまりありません。個人的に持っているWebサイトもWordPressで作っていますが、自宅では誘惑に負けてどうしても子供と遊んでしまうので、コンテンツをつくる時間を確保するために技術的な勉強会ではなくMeetupに参加しました。
私が何度が参加したMeetupでは、経験者や上級者は困っている人を助けるというルールで運用されており、Meetupの冒頭の自己紹介で自分の参加スタンスを表明します。そうすると、他の参加者からお困りごとの相談をたくさんされます。Meetupのほとんどの時間がサポートの時間になってしまい、参加費を払って困っている人の相談を乗っている状況です(笑)。
Meetupなので参加されている方はWeb業界とはまったく関係のないビジネスマンが副業でアフィリエイターやブロガーを目指す人、中小企業の経営者やWeb担当者、独立して特殊な仕事をしている人などといったMeetupならではの幅広い職種の参加者がいます。
皆さんの相談ごとを聞いてみると、よくあるのが以下です。
WordPressのMeetupなのでWordPressに関することは当然のことですが、WordPressには直接関係ないお困りごともあったりします。
上記のような相談ごとはその場であまり時間をかけずに解決できるので、困っている人の役に立てることが多いのですが、追加で他にも相談されることがよくあります。それはWordPressのサイトで得たい成果を上げれていないことに対しての相談です。お話を聞いている限り、私が感じる本当に困っていることは以下です。
私が参加したMeetupではSNSからの流入を考えている人はあまりいなく、必ずと言っていいほどSEOの話になることが多く、ソースコード上のhタグの使い方などのどうしてもハック的な話になりがちです。しかし、昨今はhタグの使い方はSEOには影響がなかったりなど、SEOで求められいることと実行しようとしていることにズレがあると感じることがほとんどです。今SEOに求められていることは、質の高いコンテンツです。
これまで相談を受けた方でコンテンツが充実していて素晴らしいと思った方はたった一人で、それ以外の方はそもそもコンテンツに意識がいっていないと感じざるを得ませんでした。単純にコンテンツの質とコンテンツをつくる頻度が不足しているのです。それではSEOで上位表示をするどころか、Webサイトに訪れたユーザーには満足してもらえません。
コンテンツを作る頻度は少ないけど、なんとか頑張ってブログを投稿している方もいらっしゃいましたが、取り扱っているサービスに関係のないデザートについての内容だったり……どのようなコンテンツをつくったらよいのかということに困っているのです。
つくるべきコンテンツが何なのかを知るためには、「Webサイトに訪れて欲しいユーザーがどんな人」で「どのような心理状態」で「どういう行動を取るのか」などを定めておく必要があります。それがペルソナとカスタマー(バイヤー)ジャーニーです。
理想のユーザー像のことで、年齢や性別・職業・年収・趣味・行動パターンなどさまざまな人の属性情報が設定されています。
顧客がどういう経路をたどってWebサイトを利用して、成果を獲得するのかを視覚化したものです。
Webサイトはユーザーが何かしらの価値を感じてもらえないと成果には結びつきません。そのためにはペルソナやカスタマー(バイヤー)ジャーニーを理解する必要があります。その理解があってはじめて、ユーザーにとって価値のある情報に近づくことができるのです。
WordPressはWebサイトの器を構成する素晴らしいCMSであることに間違いはありません。しかし、器にばかりに時間と労力を使っていても本来欲しい成果は得られません。他の人よりの質の高いコンテンツをつくることが成果につながります。そのコンテンツをつくる中核にいるキーパーソンは他でもない、あなたなのです。
弊社では私のようにWordPressを使ってWebサイトを構築することができるスタッフがいるので、Webサイトをつくり始めるところからコンテンツ企画制作・運用までワンストップで対応することができます。
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