インフォグラフィックとは?
企業での活用事例やメリットを解説

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投稿者:KITAMASU NANAKO

企業のWebサイトをはじめ、パンフレットや社外向けの各種レポートなどに視覚的要素を取り込んで見やすくしたいときに役立つ「インフォグラフィック」。本記事では、企業におけるインフォグラフィックの活用事例やメリットについてご紹介します。

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インフォグラフィックとは?

インフォグラフィックは「情報のデザイン化」

インフォグラフィックとは、複雑な情報を図表やイラストなどに変換して、視覚的にわかりやすく表現するデザイン手法のことを指します。身近な例で言うと、道路標識などもインフォグラフィックに該当します。

情報伝達手段の一つとして、インフォグラフィックはデザインだけで誰もが情報を正しく理解できる形にするという点で、「情報のデザイン化」と言えるでしょう。

インフォグラフィックを活用するメリット

テキストでは瞬時に伝わりづらかったり、印象に残らなかったりする情報も、インフォグラフィックとして表現することで見た人の理解や記憶が促される効果があります。活用シーンも幅広く、前述の道路標識や施設案内をはじめ、書籍やビジネス資料などにおいても効果的に使うことができます。

また、特定の言語を必要としないケースも多いため、文化や宗教の違いなどで解釈が異なる場合を除き、基本的にはグローバルに通用する表現方法であり、より多くの人への情報伝達に役立ちます。

インフォグラフィックの種類

インフォグラフィックは大きく「ピクトグラム」と「ダイヤグラム(ダイアグラム)」に分類することができます。

ピクトグラム

トイレやエスカレーターのマークなど、日常生活でよく見かける記号や絵文字のようなインフォグラフィックのことを「ピクトグラム」と呼びます。

ピクトグラム

2021年に開催された東京オリンピックの開会式で、大会で使用するピクトグラムを模したパフォーマンスが披露されたことも記憶に新しいのではないでしょうか。オリンピックのようなグローバルな祭典でも使用されるようにユニバーサルデザインのルーツとも言われ、言語による説明がなくても情報が伝わることが特徴です。

ダイヤグラム(ダイアグラム)

複数の要素や値などを、幾何学的な図形を用いて図式化するのが「ダイヤグラム(ダイアグラム)」です。日本では、鉄道の時刻表をあらわす「ダイヤ」の語源とされています。

具体的にはフローチャートやネットワーク図、組織図、ベン図などが、ダイヤグラムに該当します。

ダイヤグラム01

また、広義には2つ以上の変数の関係性を示す「チャート」もダイヤグラムに含まれます。いわゆる棒グラフや円グラフなどがこれに当てはまります。

ダイヤグラム02

さらに次のような図解イラストも、ダイヤグラムの一種と言えます。

ダイヤグラム03

インフォグラフィックのさまざまな活用事例

Webサイト・LP

インフォグラフィックをWebサイトやLPに活用することでユーザーフレンドリーなデザインになり、見やすさや親しみやすさを醸成したり、印象を華やかにしたりする効果があります。個人・法人を問わず、オンラインの情報収集が一般的になっている昨今では、Web上で公開されている情報は顧客行動に大きく影響するため、インフォグラフィックを使ったデザインによってイメージの向上を図ることができます。

会社案内・サービス案内パンフレット

会社案内やサービス案内パンフレットなども、写真などの画像はもちろん、インフォグラフィックによる視覚的要素を使うことによって情報が伝わりやすくなります。会社案内であれば従業員に関するデータや沿革や年表などの企業情報、サービス案内であれば導入メリットや特長などの情報を、インフォグラフィックを使ってわかりやすくビジュアル化することができます。

IRツール

コーポレートレポートやサステナビリティレポートなどの各種報告書、リリースなどのIRツールにおいても、インフォグラフィックが活用できます。さまざまな数値や統計などの多種多様な経営情報をビジュアル化し、株主が理解しやすい形式で提示するのに役立ちます。

動画

インフォグラフィックは静止画としてはもちろん、動画にも活用可能です。動きがつくことによって表現の幅が広がり、情報伝達力がより高まります。

インフォグラフィック動画は企業の商品・サービスに関するセールス、マーケティングをはじめ、さらに多様な用途で使えることも大きなメリットの一つです。インフォグラフィック動画の具体的な活用事例はこちらの記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。

参考にしたいインフォグラフィック動画事例5選!企業が活用するメリットや表現方法についても解説

SNS投稿画像

TwitterやFacebook、Instagramなどの各種SNSに投稿する画像にもインフォグラフィックを取り入れることで、自社のマーケティングやブランディングにも役立ちます。

 

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まとめ

インフォグラフィックは、企業のマーケティングやブランディングに関わるさまざまな制作物に効果的に取り入れることができます。新規で制作する場合はもちろん、既存の制作物をブラッシュアップしたい場合にも、ぜひインフォグラフィックを使ったデザインを検討してみてください。

株式会社ファングリーは、コンテンツマーケティングやブランディングに役立つさまざまなクリエイティブ制作を、戦略立案から効果検証まで一貫して承っています。「こんなイメージのものを制作したい」というご相談がありましたら、お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。

この記事の投稿者

NANAKO KITAMASU

コンテンツディレクター/マーケティング

2015年よりエディターとしてのキャリアをスタート。現在は株式会社ファングリーでコンテンツディレクターとしてクライアントワークに従事するとともに、インハウスエディターとして自社マーケティングやインサイドセールス、採用など幅広い領域に携わっている。

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