インタビュー取材のノウハウを解説!
【取材を依頼・発注したい方は必読】

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投稿者:USAMI HIROYUKI

ここ数年で取り組む企業が増え、「やること」自体は当たり前になったコンテンツマーケティング。「量より質が重要。2本のツーベースヒットより1本のホームランのほうがずっといい」とはかのスティーブ・ジョブズの言葉ですが、これからの時代は質の高いコンテンツマーケティングによって「いかに重要な場面でホームランを打つか」ということの重要性が高まるでしょう。

コンテンツマーケティングに力を入れている(入れたい)企業なら、自社メディアに載せるコラム記事を作るため、あるいは広報活動の一環として、「取材やインタビューをもとに原稿を作成する」という機会も少なくないはず。しかし担当者の中には、「取材なんてできない!」「インタビューや原稿執筆は自分には(時間的にもスキル的にも)無理だから外部に代行をお願いしたい」という方も少なくないでしょう。今回はそんな方のために、取材・インタビューを利用したコンテンツ制作について知っておきたいノウハウやポイントをご紹介します。

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知っておきたい取材・インタビューの流れ

取材・インタビューは段取りが重要です。「読まれる文章を書くには文章力が何よりも大事だ」と思われるかもしれませんが、実は文章力よりもその前段の情報収集力のほうが大事です。いくらテクニックを駆使しても、有益な情報が含まれていなければ「読まれる文章」にはならないからです。その意味で、取材・インタビュー(電話を含む)は非常に重要な情報収集プロセスだと言えます。

まずは原稿を執筆するまでの流れを見ていきましょう。

STEP1 取材先・取材対象者を決める

取材原稿を作るという行為には「目的」があります。その目的を達成しやすい取材先・取材対象者を複数ピックアップし、優先順位を付けましょう。そもそも取材NGというケースや日程的な都合でやむなく断れてしまうこともあるので、「次点」についても考えておくべきです。

STEP2 企画書を作る

対象となる施設や店舗、人などに対して取材を申し込む際には「企画書」を送るのが一般的です。これは「取材依頼書」と呼ばれることもあります。自社の紹介文、取材をする意図や目的、話してほしいこと、掲載するメディア、取材希望時期、撮影の有無(顔出しの可否)、訪問取材か電話・メール取材か、などを記載します。

STEP3 質問項目を作る

取材対象者を安心させる意味でも、送っておきたいのがインタビューの「質問項目」です。これを事前に送ることで、当日はより深く切り込んだ情報を引き出しやすくなります。時間がある場合はあらかじめ回答をもらい、それを読んだうえで話を聞くのがベターです。

STEP4 取材を依頼・代行する

多くの場合はメールで概要を説明しつつ取材を依頼・代行し、OKが出たら企画書・質問項目を送ります。OKが出たら取材のアポイントを取りましょう。日程が決まったら、想定される当日のタイムスケジュールを送ります。

STEP5 取材・インタビューを実施する

訪問取材の場合、取材対象者への挨拶が済んだらあらためてタイムスケジュールや制作進行の流れについて説明します。録音の許可についても確認が必要です。コミュニケーションが円滑になされるように、事前にアイスブレイクの話題を考えておくと安心です。インタビュー中はメモに専念するのではなく、できるだけ顔や目を見ながら「会話」を意識しましょう。

STEP6 ライティングする

取材が終わったら、記事のライティングに入ります。読者ターゲット、掲載メディアの雰囲気を考え、どういった文体にするのか、また、読みやすい文章になっているか気を配りましょう。書いた人以外にも校正チェックをしてもらうとより伝わりやすい文になります。原稿が完成したら、必要に応じて、取材を受けてくれた方や取材先企業の広報担当者に内容を確認してもらいましょう。

目的別!インタビューのコツとポイント

取材やインタビューを必要とするコンテンツはいくつかありますが、代表的なものには以下の3つがあるかと思います。ここでは、それぞれの目的別にインタビューのコツとポイントをご紹介します。

その1 店舗集客・施設紹介のための取材

店舗・施設紹介のための取材

「蒲田で羽根付き餃子を食べるならココ!」「一度は行きたい北欧雑貨店」といったように、自社メディアやクライアントメディアで取り上げたい飲食店・小売店・施設などに取材を依頼・取材代行するケースは多いでしょう。店舗・施設の写真が必要になるので、取材を行うライター・カメラマン等に撮りたい構図について事前に説明しておくと効率的です。照明の雰囲気の情報や準備しておいてほしいアイテムなどがあれば、それについても確認(お願い)しておきましょう。

その2 事例紹介のための取材

事例紹介のための取材

自社のプロモーション・集客目的で、商品やサービスを購入・導入してくれた企業の評判(お客様の声・導入事例紹介)をコンテンツ化するケースも多くあります。導入事例は多くの顕在層が目を通す、とても重要なコンテンツです。「同業種や同規模の『他の見込み顧客』に読んでもらうためのもの」という意識を強く持ち、「導入課題の具体性」「導入ハードルの低さ」「コスパの高さ」「経営課題へのインパクト」といったコアな情報をしっかり引き出せるよう、取材の質問項目を工夫しましょう。

その3 採用PRのための取材

採用PRのための取材

採用PR(採用サイト)において、社員や経営者のインタビュー記事はもはや必須コンテンツと言えるでしょう。インタビュー取材には社歴、役職、部署など別に多くの社員が登場しますが、社員が多ければ多いほど「内容が似通っている」という結末に陥りがち。「入社した理由」がどれも「勢いのある会社だったから」では、会社の魅力が伝わりませんよね。重要なのは、最初に記事のゴールを設定してから取材に臨むこと。取材対象者は、伝えたい情報(見せたいストーリー)から逆算して決定します。

取材・インタビューで欲しい情報を引き出すのは難しい

大まかに流れを押さえてみましたが、取材・インタビューには、ここでは書ききれないくらいたくさんのテクニックが必要になります。要は、それなりの経験やスキルがないと思うように情報を引き出すのは難しいということです。そこで考えるのが、「取材・インタビューをプロのライターに依頼・代行する」という選択肢でしょう。インハウスでの取材・インタビューやライティングが難しいなら、選択肢は「アウトソース」しかありません。

しかし、「取材を依頼・代行したライターの原稿や対応が悪かった」「取材記事が成果につながらなかった」など、アウトソースの失敗事例は山ほどあります。問題は、誰(どこ)に取材を依頼・代行するか。そうした“外れくじ”を引かないためには「信頼できる相手」、言い換えれば「長く付き合おうと思える相手」に出会うことが重要です。コンテンツの品質は事例を見ればわかりますし、問い合わせへの対応や課題をふまえた提案の内容なども判断材料になります。これらをよく吟味し、安心して取材・インタビュー案件を任せられそうか検討してみてください。

C-NAPSなら豊富な取材・インタビューの実績があります。業界や取材の詳しい内容、予算に合わせたライター、カメラマン(写真、動画どちらも可能)をアサインします。ぜひお気軽にご相談ください。

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HIROYUKI USAMI

コンテンツディレクター/ライター

前職はスポーツ系週刊誌の編集者。現在は週2日休めること、DAZNが台頭したことなどから、当時よりもスポーツ中継を満喫する日々。やるほうはからっきしなので、体力の低下が著しい。自分の仕事をママ友・パパ友にうまく説明できず、コンテンツディレクターとは何者かを自問自答する日々。

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