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ホワイトペーパー制作代行について解説!依頼できる作業内容やケース別費用相場

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「ホワイトペーパー制作代行(代行業者)を活用して効率的にホワイトペーパーを作りたいけれど、そもそもどれくらいの費用がかかるのか分からない……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

代行業者に依頼する際の費用相場は、ページ数やホワイトペーパーの形式などによって変動します。また、企画からライティング、デザインまでホワイトペーパー制作にかかる作業のすべてを依頼するのか、一部のみを依頼するのかによっても費用は変わります。

本記事では、代行業者に依頼できるホワイトペーパー制作の作業内容を整理した上で、ケース別の費用相場を解説します。できるだけ費用を抑えて外注したい場合のポイントも紹介しているので、ホワイトペーパー制作について悩んでる方はぜひ最後までご覧ください。

\ホワイトペーパーの質を高めるポイント!/

コンテンツマーケティング、ホワイトペーパーについては以下の記事をご覧ください!
コンテンツマーケティング成功のためのポイント
ホワイトペーパーの制作ポイント

ホワイトペーパー制作代行に依頼できる作業内容

ホワイトペーパー制作代行(代行業者)を利用する上でまず知っておきたいのが、依頼できる作業内容です。

代行業者に依頼できる主な作業には、以下のようなものがあります。

  • 企画・設計
  • 取材・アンケート調査
  • 原稿・デザイン作成
  • 運用支援

ただし、代行業者によって対応可能な範囲は異なります。企業ごとに依頼できる作業内容については、代行業者にご確認ください。

企画・設計

ホワイトペーパーをただ作れば、自社製品・サービスの認知拡大やリード獲得につながるわけではありません。自社の目的に合わせたホワイトペーパーの企画・設計は、ホワイトペーパー制作において「最も重要」と言っても過言ではありません。具体的には、ターゲット設定やカスタマージャーニー設計、構成案や台割の作成といった作業が含まれます。

例えば、自社製品・サービスの認知拡大を目的とするなら「ニュースサイトに取り上げられるようなホワイトペーパー」が方向性のひとつとして考えられます。リード獲得を目的とする場合には「申し込み(問い合わせ)たくなるようなホワイトペーパー」とするための企画・設計が必要になるでしょう。

企画・設計を代行業者に依頼することで、その後の作業も効率的に進めやすくなります。

取材・アンケート調査

ホワイトペーパーの形式には、一般的なノウハウ解説資料以外に、顧客の導入事例などをまとめた「事例集形式」や、業界の動向や自社アンケートなどをまとめた「調査レポート形式」があります。

このような形式のホワイトペーパー制作においては、取材やアンケート調査が不可欠です。取材の場合は、取材企画書の作成やカメラマン・ライターなどのアサイン、取材日程の調整などの作業が発生します。アンケート調査では、設問の考案や外部サービスなどへの依頼、調査結果の集計や分析などが必要となります。

このようなホワイトペーパーの形式に応じて必要となる取材やアンケート調査なども、代行業者に依頼できます。

原稿・デザイン作成

企画・設計をもとに、実際にホワイトペーパーに掲載するテキストやデザインの作成が必要となります。これらの作業も、代行業者に依頼できます。

作業内容としては、集めた情報を構成案に沿って編集し、原稿やデザインに落とし込みます。図表やイラストなどの視覚的な要素をバランスよく配置し、理解しやすくすることがポイントです。

この作業でのポイントは、分かりやすい文章かつ読みやすいデザインとなっているかどうか。代行業者に依頼することで、視認性の高い原稿・デザイン作成が実現します。

運用支援

ホワイトペーパーは作って終わりではなく、自社マーケティングに活用することが重要です。

マーケティング支援を手掛ける代行業者なら、ホワイトペーパー制作だけでなくその後の活用方法についても提案してもらえるでしょう。ダウンロード数を伸ばすための掲載のポイントや営業資料への活用など、あらゆる施策案の立案・実行までフォローしてくれます。

ホワイトペーパー制作代行の費用相場【ページ数別】

ページ数が多くなればなるほどホワイトペーパー制作に関する作業は増え、費用も高くなるのが一般的です。

よくあるオーソドックスな構成は5~10ページほどで、自社が保有しているデザインテンプレートに沿ってデザインを作る場合(もしくはある程度デザインの方向性の指示書がある場合)の制作費用相場は、10万円から20万円程度。ホワイトペーパーの活用支援まで含めると、20万円から30万円程度が相場です。

以下では、取材・アンケート調査がない一般的なホワイトペーパーの制作依頼における、ページ数別の費用相場を紹介します。

企画・設計+原稿・デザイン作成(※)を依頼した場合

ページ数相場
~5ページ~8万円程度
5~10ページ10万~20万円程度
10~15ページ15万~30万円程度
15~20ページ20万~50万円程度

※デザインはテンプレートや指示書がある場合

企画・設計+原稿・デザイン作成(※)+運用支援を依頼した場合

ページ数相場
~5ページ~15万円程度
5~10ページ20万~30万円程度
10~15ページ30万~60万円程度
15~20ページ50万~80万円程度

※デザインはテンプレートや指示書がある場合

取材・アンケート調査も依頼する場合には、上記の相場にその分の費用が追加されます。取材に関する費用については、1本あたり10万円から30万円程度が一般的な相場です。取材やアンケート調査にかかる費用はケースバイケースですので、各代行業者に確認しましょう。

さらに、デザインテンプレートや指示書などがなく完全オリジナルのデザインを作りたい場合は、ページ数が5枚未満と少ない場合でもその分費用が高額になります。

取材(インタビュー)の外注については以下の記事もご覧ください。
インタビュー記事の外注先選びで重要なポイント

ホワイトペーパー制作代行の費用相場【形式別】

ホワイトペーパーの形式によっても、制作費用の相場は変動します。

特に、主に自社の情報をまとめた「ノウハウ解説資料形式」と、アンケートや調査による情報収集・集計が必要な「調査レポート形式」における費用相場の違いについて解説します。

ノウハウ解説資料形式

ノウハウ解説資料形式では、自社での知見・経験を踏まえてユーザーが抱える悩みや課題解決に役立つ対処法や施策をまとめたものです。

この形式のホワイトペーパーで重要なのは、「ノウハウが専門的かつ実用的かどうか」「読み手が求める情報がまとめられているか」です。

そのため、ネットなどで簡単に見つけられる汎用的なお役立ち情報では足らず、自社独自の情報を盛り込むことが欠かせません。この形式における制作では、企画・設計と原稿・デザイン作成がメインとなるため、取材やアンケート調査不要で進めることになります。5~10ページ程度の制作における費用の相場は以下のとおりです。

作業内容相場
企画・設計+原稿・デザイン作成(※1)10万~20万円程度
企画・設計+原稿・デザイン作成(※2)20万~30万円程

※1 デザインはテンプレートや指示書がある場合
※2 デザインが完全オリジナルの場合

デザイン制作のベースとなるテンプレートや指示書がなく、最初からオリジナルのデザインを作らなければならない場合には、その分費用が高額になります。

調査レポート形式

アンケート情報をまとめた調査レポート形式では、アンケート調査、統計的な集計、レポーティングといった作業が必要です。企画・設計や原稿・デザイン作成に加えてアンケート調査などの工程が増えるため、ノウハウ解説資料形式よりも価格が高くなります。

アンケート調査の設問数や回答者数によって費用は変動しますが、設問数を5問程度、回答者数を100名程度とした場合には、5万円程度が相場となります。この場合のホワイトペーパー制作における全体の費用相場は、以下のとおりです。

作業内容相場
企画・設計+アンケート調査+原稿・デザイン作成(※1)15万~25万円程度
企画・設計+アンケート調査+原稿・デザイン作成(※2)25万~35万円程度

※1 デザインはテンプレートや指示書がある場合
※2 デザインが完全オリジナルの場合

需要の大きい内容のレポートであれば、それだけ認知拡大など大きな効果も見込めるため、目的に応じて調査レポート形式の制作を検討しましょう。

ホワイトペーパー制作代行の費用相場【制作体制別】

ホワイトペーパー制作を代行業者に依頼する場合、依頼形式として「すべての工程を依頼するケース」と「工程の一部を依頼するケース」があります。

各制作体制の費用相場を紹介します。

すべての工程を依頼するケース

企画・設計からホワイトペーパー活用支援まですべての工程を代行業者に一任する場合で、5~10枚のホワイトペーパー制作における相場を紹介します。

作業内容相場
企画・設計+原稿・デザイン作成(※1)+ホワイトペーパー活用支援30万~40万円程度
企画・設計+取材(1本)(※2)+原稿・デザイン作成(※1)+ホワイトペーパー活用支援50万~60万円程度
企画・設計+アンケート調査(※3)+原稿・デザイン作成(※1)+ホワイトペーパー活用支援35万~45万円程度

※1 デザインが完全オリジナルの場合
※2 取材を1本20万円とした場合
※3 アンケート調査を5万円とした場合

取材や調査レポートなどが追加される場合は、調査などの工程が加わるほかページ数も増加することが予想されるため、より高額になります。

一部の工程を依頼するケース

デザインテンプレートを保有していたり、マーケティングのノウハウが自社にあったりするケースでは、必要な作業のみ一部を依頼することも可能です。依頼する工程が少なくなるほど、ホワイトペーパー制作にかかる費用を抑えられます。

ここでも同様に5~10枚のホワイトペーパー制作において、一部の工程を依頼するケースの相場を見ていきましょう。

作業内容相場
企画・設計5~10万円程度
原稿・デザイン作成(※1)5~10万円程度
企画・設計+原稿・デザイン作成(※1)10万~20万円程度
企画・設計+取材(1本)(※2)+原稿・デザイン作成(※1)30万~40万円程度
企画・設計+アンケート調査(※3)+原稿・デザイン作成(※1)15万~25万円程度

※1 デザインテンプレートや指示書がある場合
※2 取材を1本20万円とした場合
※3 アンケート調査を5万円とした場合

ホワイトペーパー制作代行の費用相場【ケース別】

ホワイトペーパーで解決したい課題によって、どのような作業を代行業者に依頼すべきかも異なります。ここではホワイトペーパー制作で想定し得る3つのケース別に、費用相場イメージを紹介します。

ホワイトペーパー活用のノウハウがない

ホワイトペーパー自体の制作だけでなく、完成後に資料を活用してリードを獲得したいと考えているもののマーケティングのノウハウがないというケースでは、制作部分からその後のホワイトペーパー活用支援までをすべて代行業者に任せることになります。

一般的には「すべての工程を依頼するケース」で紹介したような費用相場のイメージです。同じく、5~10ページのホワイトペーパー制作における相場を紹介します。

作業内容相場
企画・設計+原稿・デザイン作成(※1)+ホワイトペーパー活用支援30万~40万円程度
企画・設計+取材(1本)(※2)+原稿・デザイン作成(※1)+ホワイトペーパー活用支援50万~60万円程度
企画・設計+アンケート調査(※3)+原稿・デザイン作成(※1)+ホワイトペーパー活用支援35万~45万円程度

※1 デザインが完全オリジナルの場合
※2 取材を1本20万円とした場合
※3 アンケート調査を5万円とした場合

なお、各代行業者で用意されているホワイトペーパー活用支援の範囲を超えて、「プレスリリースを打ちたい」「メールマーケティングを進めたい」など新たなマーケティング施策を実施する場合には、その分の費用が別途かかります。

専門性の高い内容のホワイトペーパーを作りたい

業界や企業によっては、専門性の高いホワイトペーパーの制作を依頼したいというケースもあるでしょう。

専門性の高い内容のホワイトペーパーは、そうでないのホワイトペーパー制作と金額が大きく変わるわけではありませんが、企画・設計や原稿作成の際に代行業者側で情報収集やテーマ理解に時間がかかることも考えられます。その分の費用について、別途加算されると認識しておきましょう。

なお、専門性の高い内容の場合には、あらかじめ代行業者に共有する情報を詳細にまとめることで、代行業者側で情報を収集したり精査したりする工数を削減できます。

また、内容によって取材やアンケート調査が必要となれば、その分の費用も必要です。ここでは5~10ページのホワイトペーパー制作の場合で、情報収集・情報精査に必要な工数分として5万円を追加した費用相場を紹介します。

作業内容相場
企画・設計+原稿・デザイン作成(※1)15万~25万円程度
企画・設計+取材(※2)+原稿・デザイン作成(※1)40万~50万円程度
企画・設計+アンケート調査(※3)+原稿・デザイン作成(※1)20万~30万円程度

※1 デザインテンプレートや指示書がある場合
※2 取材を1本20万円とした場合
※3 アンケート調査を5万円とした場合

なお、特定の業界に対して強みがある代行業者も存在するため、実績などを含めて企業を選定しましょう。

ホワイトペーパーを量産したい

「とにかくホワイトペーパーを量産したい!」というケースでは、以下のような状態を想定しています。

  • 企画・設計は自社で対応している
  • 自社で作成したデザインテンプレートや指示書がある
  • ホワイトペーパー活用のノウハウはあるので支援は不要である

このようなケースにおいては、5~10ページのホワイトペーパーなら主に原稿・デザインの作成を依頼することになります。

作業内容相場
原稿・デザイン作成(※)5万~10万円程度

※ デザインテンプレートや指示書がある場合

ホワイトペーパー制作の費用を抑えるポイント

ここまで説明してきたように、ホワイトペーパー制作の代行業者へ依頼する費用相場は、ページ数や作業内容によって変動します。ですが、ちょっとした工夫で費用を抑えることも可能です。

ホワイトペーパー制作の依頼を検討する際は、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

デザインテンプレートや素材を汎用する

すでに説明したように、ホワイトペーパー制作におけるデザイン作成では、オリジナルデザインを作る場合には費用が高額となります。

以下のような場合には、デザインに流用することでデザイン作成の工程を削減できるため、デザイン作成分の費用を抑えることができます。

  • 過去に自社でホワイトペーパーを作ったことがある
  • 自社でデザインテンプレートなどを保有している
  • デザインに使える素材(写真・イラストなど)を多数持っている

専門性の高いテーマでは事前説明や詳細な情報共有を徹底する

専門性の高い内容のホワイトペーパーを作りたい」でも説明したように、専門性の高い内容のホワイトペーパーは、制作時に情報収集やテーマ理解に時間がかかります。

代行業者に対して事前説明や詳細な情報共有を徹底することで、ホワイトペーパーの質を高められるほか、修正などの手間がなくなるため、結果として費用の節約につながるでしょう。

複数の制作代行業者に見積もりをもらう

実際にホワイトペーパー制作を外注する際には、複数の代行業者から相見積もりを取ることで費用の適正価格を把握しやすくなります。

ホワイトペーパー制作代行にかかる費用は、同じページ数であっても作業内容や分量によって大きく変わります。相見積もりを取る場合は、全体的な費用だけでなく費用の内訳や作業の内訳にも注目して比較しましょう。

まとめ

ホワイトペーパー制作を代行業者に依頼する際の費用は、ページ数や形式、制作体制、自社のケースごとに変動します。本記事で紹介したような具体的な費用相場を把握し、外注を検討する際に役立ててください。

当メディアを運営する株式会社ファングリーは、ホワイトペーパー制作をはじめ、コンテンツマーケティングをお手伝いするプロ集団としてさまざまなソリューションを提供しています。貴社の悩みから課題を洗い出し、解決するための具体的な施策内容やプランニングなどのご相談にお応えいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


\ホワイトペーパーの質を高めるチェックリスト付き!/

MIHO SHIMMORI

執筆者

コンテンツディレクター/ライター

MIHO SHIMMORI

2023年ファングリーに入社。以前はWebマーケティング会社で約2年半コンテンツマーケティングに携わり、不動産投資メディアの編集長を務める。SEOライティングが得意。ほかにも士業関連や政治など複数メディア運営の経験あり。Z世代の端くれ。趣味はサウナと競馬と街歩き。

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