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H.I.S.のデジタルマーケティング戦略に学べ! 競合他社の中で生き残るためのSNS活用術

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こんにちは、マーケターのAsamiです。

本日は、以前マーケティング・テクノロジーフェアで行われたH.I.S.さんのセミナーについてお話したいと思います。

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お客さまにワクワクと感動をお届けする! ~「旅行会社H.I.S.」のデジタルマーケティング戦略~

講演者は、H.I.S.本社情報システム本部 デジタルマーケティンググループ グループリーダーの田渕有策氏でした。

田渕氏によると、現在H.I.S.は国内に約300店舗の営業所があるそうです。また、海外拠点に関しては世界一の店舗数を誇ります
参照:http://www.his.co.jp/company/group_summ.html

元々H.I.S.の海外拠点は、日本人旅行者を現地でフォローをするための店舗でした。しかし最近では日本に来る観光客向けた、インバウンド営業所になっているそうです。

世界中に拠点を持ち、そのシェアを拡大しているH.I.S.。ですが、下の図に見られるような競合他社の台頭により、従来通りのマーケティングでは生き残りが図れないという問題にも直面しました。
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ここでは、競合他社がひしめき合う中でH.I.S.が生き残りをかけて考案した、デジタルマーケティング戦略を紹介したいと思います。

H.I.S.が注目したのは、LINEをはじめとしたSNSを駆使する戦略でした。ツアー情報だけでなく、旅行先の情報や店舗のイベント等をSNSで投稿すれば、アプリを使って旅行プランを簡単に検索できます。

SNSを使った試みのひとつに「100個割」いう学生向けの企画もありました。これは、H.I.S.が提示したテーマに沿って写真を撮影し、その写真に「#100個割」というタグをつけてインスタグラムかTwitterに投稿すると旅行代金が割引になる、というものでした。
参照:http://www.his-j.com/gakusei/100wari.html

たとえば、名前に「旅」という文字が入った人は旅行代金が99%オフになります。実際にこの条件に合う方は2人いたそうです! ほかにも「4代目割」といって、H.I.S.の店舗でランニングダンスを踊った写真をアップしたら割引サービスが受けられるとうものもあり、ユニークな企画がたくさんありました。

このように、H.I.S.がSNSから情報を発信するのではなく、お客さま自身がSNSに情報を投稿することによって、普段H.I.S. のSNSを見ない人にもH.I.S.のことを宣伝することができました。

H.I.S. はこれまで、SNSを使ったユニークな戦略を展開してきました。そんなH.I.S.には、旅マエ→予約→旅ナカ→旅アトといったカスタマージャーニーがあるそうです。カスタマージャーニーとは、簡単に言うとお客さまが商品やサービスの存在を知り、実際に購入するまでの過程のこと。その概要を簡単に紹介しますね。

旅マエ(旅行をする前)

サイトへの流入・お問い合わせ・ご来店・メルマガ登録・旅行用品レンタル・SNSへの参加

予約

航空券予約・ツアー予約・ホテル予約・現地ツアー・レンタカー予約・レストラン予約

旅ナカ(旅行中)

現地支店ご来店・各種アプリダウンロード・現地ツアー予約・Wi-Fiレンタル・携帯レンタル・レストラン予約・お土産購入

旅アト(旅行のあと)

お土産購入・口コミ投稿・アンケート回答・他者への紹介・SNSへの参加
このように、4つの過程が詳しく書き出されています。

もちろん、旅マエから旅アトまですべての過程においてH.I.S.を利用してもらうのが、一番理想的なパターンです。しかし、H.I.S.を利用しないで旅行したお客さまに対しても、レンタカーや携帯レンタルを利用してもらうなど、旅ナカ・旅アト単体でもH.I.S.のサービスを利用してもらえるようにセグメント化しているそうです。

最後に

多くの新規企業が旅行業界に参入してくる中、デジタルマーケティングを駆使することで多くの旅行者のお手伝いをし、競合他社との差別化を図ってきたH.I.S.。
今回のセミナーで改めて思ったことは、「SNSの力はすごいな」ということです。SNSを駆使すれば、今まで接点のなかった人に対しても会社のことをPRできます。またCMのようにお金をかけずとも、キャンペーンを広められるのです。

SNSの可能性はこれからも広がっていく――。田渕氏の講演を聞いて、私はそう確信しました。これからもマーケターとして、最新のSNS情報をこれから随時チェックしていきたいと思います。

マーケターAsami

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INTERVIEW インタビュー

ファングリー代表の松岡がコンテンツ界隈の方たちをゲストに迎え、「ここだけの話」を掘り下げるインタビュー企画です。

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